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サイバーポッドは現代では決して永久禁止とは言えないという話

いよいよ明日が制限禁止改定発表の日ですよ!むっちゃドキドキしてきた…。受験生の皆さん、今日くらいはデッキ構築は休んで明日に備えますよね?
と、言うわけでまだ取り扱っていなかったカードが一枚あったので取り上げようかと思います。

去る2022年の海外の秋改定にて、サイバーポッドが海外にて禁止解除され、話題になったことはご存じだろうか?決闘者でこのカードを知らない人間は少ないだろう。強力な展開とドロー効果、そして盤面破壊能力を兼ね備えた遊戯王黎明期を表したような初期のぶっ壊れ筆頭の一枚である。とはいえ、海外で禁止制限が解除された理由としては、このカードそのものがリバース効果であることが大きいのだろう。初期の元禁止カードの多くは現代ではすでに速度不足であることは否めず、現代ではもはやこのカードも発動タイミングが遅すぎるということなのだろう。

しかしながら、このカードは他にも現代で許される理由になる点が二つある。ひとつは全体破壊そのものが現代遊戯王ではあまり重要視されていない点。サンダーボルトの規制緩和やブラックホールの無制限化など、モンスターの全体破壊自体、耐性持ちが履いて捨てるほどいる今では刺さらない場面も多く、サイバーポッドもそうした全体除去の評価が落ちたことによる評価の低下はあるといっていいだろう。
2つ目はそもそもの話、このカードによって手札を追加すること自体が現代で敗北を誘発する可能性がある点。
現状遊戯王ではフリーチェーンを持つモンスターがどのテーマにおいても存在していることも含めて、昔と比べると手札リソースそのものが過去の環境以上に重要となる。メタモルポッドなどにも言えることではあるが相手にもドローされる効果はかなり諸刃の剣であり、最悪カオスポッドを使用したが最後、相手の展開を補助する事態になりかねない。
効果自体は極めて強力なものの、いずれも現代の環境には合わない点が多く、時代の移り変わりを感じざるを得ないだろう。

以上の理由から、今回の禁止制限改定でサイバーポッドは制限復帰になる可能性も高いのではと僕は考えています。どうなるか楽しみですね。


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