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新カード発表から考察するマジックの規制

マジックの新カードが出ました、がまあ大方の予想通りカードそのものはまあ強いよりの普通といった感じのカードでしたね。環境にいる速攻としてのマジックで入れるとは思えませんでしたし、手札を捨てるカードがマジックで特に重要視されているようには思えません。僕個人としてはバルバトチェスが結構強くなるのが嬉しいところですけど、それにしたってコンボ前提のカードである割には…といった印象が有りました。いや、まあチェス君のデッキなら使う価値あると思ってはいるんですけど、マジック自体一枚の持つ役割が大きなデッキであると考えると中々デッキ単位で採用に躊躇する感じがあるなといった印象があります。

しかし、このカードが出たという事象そのものには意味があると考えています。それは次の殿堂レギュレーションの候補です。皆様も知っての通り、現在マジックというデッキは環境TOPとして名実ともにここ最近のデュエマ最強デッキであり、5月末には使用率が30%を超える等規制は避けられない事態となっています。その殿堂候補として現在プレイヤーの間で話題になっている一枚が、一躍このデッキをTier1に押し上げた「氷柱と炎弧の決断」だったわけですが、今回このカードの発表で状況が変わったように思います。というのも、公式からのプッシュは新カードとコールドフレイムの相性。まあ実際相性も良く、そこそこ強い動きでは有るのですが、少なくともその為には4ターンが必要であることを考えると、現時点そこまで目立ったマジックの動きであるとは言い難い。
そうなると考えられるのは「コールドフレイムは生かす前提で、公式は今後のマジック規制を決めている」という考察です。最速の3ターンキル率を下げ、4キルルートの安定性向上をユーザーが模索する方法に持っていくという狙いが有るんじゃないかと。その中で今回のカードを選択肢に入れてほしい、みたいな感じなのではないかと思うんですよね。「Napo獅子-Vi無粋」なんかを見ても元々が上振れ3キル、安定は4キルを目指しているように感じますし、そこに戻す為の布石と言える気がします。
そうなるとやはり規制は3ターン目を強くするカラクリバーシ、現マジックの出力を捻じ曲げているパーフェクトファイアのどちらかになりそうですが、やはり個人的にはファイアが殿堂になって欲しいところ。デッキタイプ全体を通してもファイアの相性が抜群である以上、カクメイジンのみでも十分成立する可能性が有りますし、プレジールという選択肢もある。そうなるとファイアがやはり主犯となるのかなぁ、と。ただ、今回の方向性を重く見るならバーシも十分あり得るラインになった気もします。
初心者にも浸透している今のマジック自体を完全崩壊させるつもりは無いだろうと僕は踏んでいるので、これからもマジックの動向は見ていきたい所です。


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