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第58回札幌2歳S (予想)【3連複的中】

まず、前記事でお見せした種牡馬別の表を改めてお見せします。

そして14年以降の札幌2歳Sの種牡馬別成績

個人の勝手な憶測ですが、札幌2歳Sで好走しやすいタイプの種牡馬は2種類あると思ってまして
① 2000m超で切れ味よりロングスパート戦を得意とするタイプ
② 芝・ダート兼用の種牡馬
①は上の表で黄色、②は上の表で青で色塗りしています。
(サトノダイヤモンド産駒も①ぽいイメージを持ってます)

<参考:新潟2歳Sの種牡馬別成績>


まず、ルーラーシップ産駒のロジルーラーですが、新馬戦は6月の東京で5着に負けています。上がり33.8のレースなので切れ負けだと思われます。これは札幌2歳Sではノーカンで良いと思います。
次走の未勝利戦のCPGは以下のとおり

全体的には右上の波形なので失速気味のレースで、上位馬は失速しなかったので好走できた感じのレースです。
前半よりも後半が速くなった馬は2頭だけで、1着馬と2着馬です。
この2頭が抜けていたと思います。実際2着馬は次走未勝利戦を快勝しています。
そしてルーラーシップ産駒ですが、札幌芝を得意としています。

50レース近いレース数で単勝も複勝も回収値が100円を超えていますので、かなり得意と言えると思います。
福島芝1800mからパフォーマンスアップが期待できるかもしれません。
それと、2歳芝のOP・重賞の月別成績ですが

キンカメ系にしては珍しく2歳時から活躍するタイプです。
押さえておきたい1頭です。


次にドゥラメンテ産駒のガイアメンテです。
ドゥラメンテ産駒は昨年ドゥーラが勝ってますが、今年の夏もクイーンS1着に好走しています。
実はドゥラメンテ産駒も札幌1800mが得意です。

但し、過去記事でも言ってますが晩成傾向がある馬も数多くいるので注意が必要です。

それと晩成傾向のためか、2歳芝OP・重賞出走馬の前走クラス別成績を調べると、前走新馬から1着になった馬はこれまでいません。

上記の新馬戦から2着が4頭いますが、この4頭には、リバティアイランドのアルテミスS2着やタイトルホルダーの東スポ杯2着も含まれます。
ガイアメンテにとってはなかなか厳しいハードルな気がします。

次はキタサンブラック産駒のウールデュボヌールです。
現在最も期待されている種牡馬と言ってよいキタサンブラック産駒です。
キタサンブラック産駒は、比較的じり脚の馬が多いのですが、重賞勝ち馬は
スキルヴィング 新馬戦33.5で2着>未勝利戦33.2
ソールオリエンス 新馬戦33.3 (後1F:11.0)
ラヴェル アルテミスS1着(33.0)
ガイアフォース マイラーズC2着(33.2)
イクイノックス 東スポ杯1着(32.9)
という感じで33秒台前半の切れ味を持っている馬が多いです。
そういう意味では、あまり札幌2歳S向きとは言えないと思われます。
またウールデュボヌールの新馬戦は36.5(4位)で勝ってきているので、出世タイプとも言えない気がします。評価は落としたいですね。

次はスクリーンヒーロー産駒のカイコウです。
種牡馬のイメージもあってますし、クローバー賞で先行して2着に入ってますから押さえた方が良い1頭だと思います。
かなり時計のかかる馬場だったので、タイムが遅いのは気にしすぎない方がいいかもしれません。

レース自体は1着のコスモディナーが抜けて強かったと思われますが、初芝&D1200mからの参戦だったことを考えるともっとパフォーマンスアップがあってもおかしくないと思います。


次はキズナ産駒のギャンブルルームです。
6月の阪神芝1800mの新馬戦勝ち馬です。
まずキズナは札幌2歳Sの好走傾向に合致する種牡馬ですし、6月の阪神1800mの新馬戦は1戦しかないので、素質馬が集まりやすい傾向があります。

過去の主な勝ち馬(7月開催含む)は
ダノンザキッド
ダノンプレミアム
ショウナンマイティ
ロジユニヴァース
アーネストリー
等がいます。
同条件の1着馬の次走成績は

であり、かなりレベルが高いことがわかります。
あまり逆らわない方が良いと思います。

キズナ産駒の2歳芝OP・重賞成績は以下のとおりで

早い時期から活躍し、むしろ冬場に下降する感じです。
この馬も買いたい1頭ですね。

次はデクラレーションオブウォー産駒のセットアップです。
好走馬データにも合致した馬なので当然買います。
デクラレーションオブウォー産駒は22年からのデビューですが
既に以下の様な実績があります。

ホープフルS2着のトップナイフが代表産駒です。
先日札幌記念で2着に激走したのも記憶に新しいですね。
どちらかと言えば上がりかかるレース向きなので、やはり侮れないです。
新馬戦でレガレイラに負けて2着ですが、後1Fが11.5函館1800mとしてはかなり速く、後1Fが11.6以下だったレースで2001年以降歴代3位の勝ちタイムです。
2歳新馬函館芝1800mで後1F:11.6以下で1着だった馬の次走成績は

なので、1着のレガレイラの次走も注意した方が良いかもしれません。
2戦目セットアップは札幌芝1800mを1.48.5で勝ってますが
札幌芝1800mの未勝利戦を1.49.5以下で走った馬は11頭しかおらず、その次走成績は

そんなに悪くないです。
但し前走脚質&上がり順位別成績が

前走逃げて上がり2位だったセットアップは少し気になります。
次走札幌と考えるとそれほど気にしなくてもいいかもですが。

次はダンカーク産駒のグランルーチェです。
ダンカーク産駒は2歳芝OP・重賞での好走率も低いですし、何れも1200mです。なので消しですね。


次はスワーヴリチャード産駒のパワーホールです。
この馬も好走馬データに合致馬ですから、当然買いです。
スワーヴリチャードは、ハーツクライ産駒ですから、血統傾向も合う可能性があります。
また、今年が初年度産駒ですが

という凄まじい好成績を残しています。
また、後1F:11.1の馬は素質馬が多いことは前回の記事で説明した通りです。

次はリアルインパクト産駒のトレミニョンですが、リアルインパクト産駒の2歳時のOP・重賞のレース別成績ですが

1200m戦に週中しており、適性が低いと思います。
消しですね。


最後はノヴェリスト産駒のマーゴットソラーレです。
ノヴェリスト産駒の2歳時のOP・重賞の月別成績ですが

積極的に買いたい種牡馬ではないですし、好走したレースもマイナーレースばかりです。
他に買いたい馬がいるので消しですね。

<この時点での買い候補馬>
・カイコウ
・セットアップ
・ギャンブルルーム
・パワーホール
・ガイアメンテ
・ロジルーラー


最後に紹介しておきたいデータがあります。
札幌2歳Sの前走新馬組のレース間隔別成績です。

前走新馬の場合、レース間隔が詰まっていると不振です。
このレースは意外とキャリア数の多い馬が穴を開けていることを説明しましたが、割と経験値が問われるレースなんだと思います。
ちなみに前走未勝利の場合

つまり早めにデビューして、即勝ち、それからじっくり仕上げられた馬と、8月になってやっと仕上がって新馬戦を勝ち、それからすぐ札幌2歳Sを迎える馬では前者の方が好走しやすいんだと思われます。
それを踏まえて最終予想を行います。
<参考>
グランルーチェ 新馬 連闘 ⇒×
カイコウ OP
マーゴットソラーレ 新馬 7週 ⇒〇
セットアップ 未勝利 2週 ⇒×
トレミニョン 新馬 9週 ⇒〇
ウールデュボヌール 新馬 2週 ⇒×
ギャンブルルーム 新馬 10週 ⇒○
パワーホール 新馬 5週 ⇒〇
ガイアメンテ 新馬 4週 ⇒△
ロジルーラー 未勝利 7週 ⇒〇


【予想】
◎ ギャンブルルーム (3着)
〇 パワーホール (2着)
▲ ガイアメンテ
△ カイコウ
△ セットアップ (1着)
△ ロジルーラー


【結果】
3連複は的中したんですが、馬連を外して赤字でした。


先週の新潟2歳Sの敗因を更にいろいろ調べたんですよ。
それで本命にしたエンヤラヴフェイスは厩舎が森田直行厩舎
今年8勝のリーディング118位でした。
そして3勝C以上(上級条件)の芝レースの人気別成績(2019年以降)が
こちら

上位人気馬の成績が安定してないんですね。

1着だったアスコリピチェーノが黒岩陽一厩舎で今年12勝でリーディング81位。あまり変わらない気もしますが、同じく3勝C以上の芝レースでの人気別成績がこちら

成績悪いなりに、上位人気馬は安定した成績なんですよね。

今後はこういうのも、参考にしていこうかなと思ってます。特に軸馬を決めるときは。

そして今年の出走馬を調べた結果

グレーの2厩舎は少なくとも重い印を打ってはいけない厩舎かなと。


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