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第56回サンケイスポーツ賞フローラS (本当にスローになるのか?)

今年はスローの前残りになるんじゃないかと予想しましたが、本当にそうなるのか更に検証してみました。

こちらの過去記事を更に細かく分析してみました。

「第56回サンケイスポーツ賞フローラS(ペース読み)」

まずは次の表をご覧ください。あれから分析を進めて2012年まで調べました。

2021フローラS029

見方を説明していきます。

2020年ラップバランスが1.5の前傾ラップになった年です。

まずAve-3Fが「36秒台以下9頭」>「37秒台以上8頭」速いペースの経験馬の方が多いです。

更に(前走ペースが速かった)上位5頭平均は35秒台で、(先行していた上位2頭)緑色の2頭平均も平均より速いです。これならラップバランスが前傾ラップになるのも納得だと思います。

次に2019年です。

Ave-3Fが「36秒台以下12頭」>「37秒台以上6頭」速いペースの経験馬の方が多いです。上位5頭平均も全体平均よりも速いです。しかしラップバランスは「-1.7」と後傾ラップでした。その理由は上位5頭で前走3角4番手以内の馬が0頭、(先行した)緑色の2頭平均は全体平均より遅いです。なのでラップバランスはー1.7と後傾ラップになったと思われます。しかし1着が3角12番手の馬です。1着が3角2桁ポジションがの馬が勝った年が表の中に4回あります。2013年デニムアンドルビーの年は前傾ラップの年なので納得できますが、その他の3回はラップバランスがマイナスの年です。実はこの3回には共通点があります。

その共通点はレースラップグラフを見るとわかります。

2021フローラS030

実は中盤が締まった流れ(ハイペース)になっています。

ではこの中盤が締まった流れを事前に予測できるのかどうかですが、上表の右端をご覧ください。3角1番手と2番手の馬の前走のコースをまとめています。中盤が締まった流れになった

2019年 1番手中山1800m(フラワーC)、2番手阪神1800m

2018年 1番手中山1600m、2番手中山1800m(フラワーC)

2014年 1番手中山1800m(フラワーC)、2番手福島1800m

3年6頭のうち、小回りコースで走っていた馬が5頭、しかも必ず重賞のフラワーCで先行していた馬が入ってます。つまり、前走小回りコースの持続ラップで走っていた馬が、フラワーCで1-2番手になると、同じように中間の緩まないラップで走ってしまうのではないかとというのが私の推測です。特に重賞のフラワーCなら厳しいペースになりやすいでしょうからその傾向が強くなるのでは?

2015年の逃げ馬も前走中山1600mですが、その時のラップは

12.1-11.4-11.7-12.1-12.4-12.0-11.4-11.8(3-5番手のポジション)

ちゃんと中盤で緩んだラップなんですよね。なので前走中山だから必ず中盤が締まるわけではないです。

<参考>2018年ノームコアのフラワーC(中山芝1800m)でのレースラップ

12.6-11.8-12.4-12.6-12.1-12.2-11.8-11.5-12.2

そして今年の逃げ馬候補は

2021フローラS031

馬名を赤くした3頭だと思います。

恐らく逃げた経験のあるジェニーアムレットが最有力だと思いますけどね。

ジェニーアムレットの前走は途中からハイペースになっていますが、これはアレンシュタインがかかって暴走した結果なので無視できるのではないでしょうか。メイサウザンアワーは前走東京1600mですし、バランスは(-1.7)なので中盤が締まった流れではありませんでした。ララサンスフルは前走中山ですが2000mですし、ラップバランスが(-1.8)なのでこれも後傾ラップです。

よって中盤が締まった流れにはなりにくいと判断します。

もう一度まとめ表を見てみますが

2021フローラS029

・「Ave-3F」の36秒台以下5頭<37秒台以上12頭

・上位5頭の平均36.25>全体平均36.18

・緑色2頭平均36.30>全体平均36.27

上位5頭中3頭が先行経験馬ですが、そもそも上位5頭の平均が遅いのでそれほどペースが速くなる要素になるとは思えません。

やはり今年は2017年や2015年と似ていると思います。そうなると前残り競馬になるという結論です。


とここまで書いてきて、皆さん内容についてこれてますかね?

独りよがりの内容になっていなければいいのですが・・・。



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