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サウジC(考察)

予想ではなく、あくまでも考察です。

サウジCの舞台となるサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場のコース図は以下のとおりです。

非常に特徴的な形状をしており、スタート後の初角までが非常に長いです。
普通に考えて、前半が速くなるハイペース戦になりやすく、勝ちタイムも速くなりそうです。(コーナーも2回のみ)
歴代の勝ちタイムは
21年 1.49.59
22年 1.50.52
23年 1.50.80
というタイムで、例えば日本のチャンピオンズCは
21年 1.49.7
22年 1.51.9
23年 1.50.6
という感じですので、最も速い年で0.1秒差、最も遅い年で1.1秒差になります。

日本でも似た形状のコースがあります。
盛岡競馬場です。

このコースで行われる盛岡MCSは、フェブラリーSよりも決着タイムが速くなります。
例えばレモンポップは
22年 フェブラリーS 1.35.6(36.3)
22年 盛岡MCS 1.33.8(34.7)
というタイムで1.8秒も違いがあります。
森岡MCSは1400m以下を得意としている馬が好走しやすいレースとして有名で連覇したアルクトス等はその典型的な例です。
前半は速くなるペースに対応できるかどうかがカギとなります。

そういう意味では森岡MCSを圧勝したレモンポップはサウジCへの適性があるように思います。前半の速いペースに対応できそうだからです。

逆に気になるのはウシュバテソーロです。
そもそも2000m前後を主戦場としている馬ですし、位置取りも後方からになると思います。森岡MCSは前残りになりやすいレースです。理由は差し馬の脚が溜まらないからです。
それとブリーダーズカップクラシックで5着に負けています。
wikiで調べるとブリーダーズカップクラシックが行われるのはサンタアニタパーク競馬場で、コース図は以下のとおりです。

全周約1600mらしいので、ちょうど大井競馬場と似ています。
初角までの距離も長いのでメンバー次第で前半ハイペースにもなります。
ウシュバテソーロは大井競馬場の2000mG1を2勝していますが

23年 東京大賞典 2.07.3
22年 東京大賞典 2.05.0
という遅いタイム決着のレースです。
※最速は2010年のスマートファルコンの2.00.4
 馬場の違いはあるかもしれませんが、2000mとしては遅いタイムの決着なのは間違いないです。

そして負けたブリーダーズカップクラシックは2.02.8の決着タイムでした。
速いペースへの対応力に疑問があります。
※22年のラジオ日本賞でもD1800mで1.50.3という決着タイムのレースで3着
 D1800mの持ちタイムは1.51.7(日本TV盃)


デルマソトカゲはブリーダーズカップクラシックで2着なのでウシュバテソーロよりも速いペースに対応できそうです。
但し、ケンタッキーダービー(2.01.57決着)では6着です。


よって、この3頭の中ならレモンポップが一番適性が高いように思えます。



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