見出し画像

第73回東京新聞杯(気になる馬)

気になる馬を2頭紹介しておきます。

■1頭目 ファルコニア
東京コースと言えば、差し脚鋭い馬を狙いたくなりますが
既に紹介した通り

追込みは決まりにくく、上がりの1位~3位までの馬はそれほど良績というわけではありません。
勝率も 逃げ>先行>中団 の順番です。

そこで次の条件で調べてみました。
「東京新聞杯4角4番手以内から3着以内」の馬
「同年・前年の芝コース別成績」
その結果がこちら

意外なことに中山芝1600mでの好走実績がダントツで抜けてました。例えば12年なんかは前走ニューイヤーS(中山芝1600m)の1-2-3着が、2ー1-3着で決着しています。

正直、どうしてっこうなるのかはわかりませんが、それでも偶然と片づけるには13件というデータ数は少し多い気がします。

上記データで中山芝1600mでは1-3着が6-3-0なので、今年の出走馬で中山芝1600mの3勝C以上で2着以内馬を調べてみると
以下の様になります。

上記の中で先行して該当しているのは
ファルコニア
インダストリア
の2頭です。

もう1つデータを紹介すると

上が上がり3位以内で好走した馬で、下が先行して好走した馬ですが
勝率 先行>差し馬
年齢 先行馬の方が高齢でも好走(瞬発力が少なくて済むから?)
人気 先行馬の方が人気薄で好走
という感じになっています。
先ほどの2頭でインダストリアは明け3歳限定のOPで該当していたことを考えると、ファルコニアの方が魅力的に思えます。
前走G1で惨敗してますが、その前3走はG2・G3で3連続3着以内という実績としては十分です。
斤量は58kgですが、先行タイプの中では期待できるんじゃないでしょうか。


■2頭目 プレサージュリフト
この馬も4歳牝馬で55kg組です。
今年は京都金杯から7頭出走します。
この中で一番期待できそうなのがこの馬ではないかと考えています。
京都金杯との斤量変化は次のとおりです。

単純に考えると今回プレサージュリフトは斤量が1kg重くなるので、不利と思えます。

まず、プレサージュリフトは京都金杯で2人気に支持されていました。
これは恐らく54kgという軽い斤量で期待されてのことだと思いますが
過去3年間の中京開催の京都金杯の斤量別成績は以下のとおりです。

重い斤量の馬が好成績で、回収値も高いです。
実は牝馬で唯一3着以内に好走した馬です。

今年の京都金杯(1着イルーシヴパンサー)は

Lap3・Lap4が速く、後半失速気味のラップで最後の1Fだけ差し馬が届いて、失速が緩くなっています。つまり逃げ・先行馬に苦しいレースだったと考えられます。
実際4角1-3番手の馬3頭は最下位3頭です。
そんな中4-3-3で3着に粘ったのがプレサージュリフトです。

つまり、プレサージュリフトは軽斤量の恩恵を受けにくいレースで苦しい展開で粘って3着というわけです。

そしてもう一度お見せしますが東京新聞杯の斤量別成績は

軽い方が好成績なレースです。
前走より1kg重くなると捉えるより、今回の出走馬の中では一番軽い斤量という捉え方もできるわけです。
同じ東京芝1600mの重賞クイーンCも勝っています。

但し気になる点が無いわけでもありません。
それは血統がハービンジャー×ディープインパクト(サンデー系)
という早熟血統という点です。ナミュールと同じですね。
ハービンジャー×ディープインパクトの芝成績を年齢別で見てみると

芝重賞成績だと


まあ、早熟血統なのは間違いないのですが、4歳まではセーフと考えるか、どうかですね。

もし私の予想が役に立ったと思われた方がいらっしゃいましたら よろしければサポートをお願いします。