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第42回新潟2歳S(1着馬)

2002年以降の新潟2歳S(良・稍重)の1着馬の上がり順位は以下の通りです。

過去18レース中、16レースは上がり2位以内の馬で、11レースは上がり1位の馬が1着です。

例外の「~5位」の2頭の年は
07年 1着エフティマイア > 2着が上がり1位
03年 1着ダイワバンディット 
   レースラップが
   12.5-10.8-11.5-12.3-12.2-12.0-10.8-12.9
   最後に13秒近くまで大きく失速するラップで

瞬発力ではなく、持久力が問われたレースが原因だと思います。
まあ、例外と考えても良いかと。

なので、1着馬(軸馬)を探すなら、上がり1位になりそうな馬を選ぶのが正解と言えます。

そして上記1着馬の前走は次の通りで

※右端の上がり3Fが黄色は上がり1位、青色は上がり2位
※12年以降6月東京で2歳戦が行われるようになり、レース体系が変化した

この表を見ると例外だった2頭も前走は上がり1位か2位だったことがわかります。
この表のポイントは
① 開催地が「中京」「新潟」「東京」「阪神」と比較的直線の長いコース
  ※阪神の内回りも直線は比較的長い
② 上がり2位の馬は3頭中2頭が、-3f地点差が0秒で実質先頭の馬
  残り1頭も前走はOPクラスでの上がり2位
③ 距離は芝1400mか1600m
  (※恐らく重賞でペースが上がるので、前走1800mは勝ちきるまでは苦しいのかと)

ということだと思います。
つまり前走上記の比較的直線の長いコースで芝1400mか1600mで上がり1位(-3F地点0秒差なら2位まで)を記録した馬が限りなく勝ち馬に近いと言えます。

その視点で今年の出走予定馬を見てみます。

傾向に合致する馬は2頭しかいません。
ならば人気を集めそうなロードディフィートかなと思いたいところですが、実は前走6月東京組は、なかなか勝ちきるまで行きません。

好走率は高いのですが、2-3着が多いです。
これは間隔が空きすぎるからだと個人的には思っています。

それと、前走東京の場合

実は1400m組では好走馬がいません。


それもあって、実は一番1着馬に近いのは(現時点で)キタウイングじゃないかと考えてます。

前走のレースラップは次の通りです。

中間で一度緩んでからの上がり勝負ですが、ぶちゃけ割と平凡です。
但し、前日雨が降り午前中は稍重で行われた中でのレースラップです。

そして注目したいのが、2着とはハナ差なんですが、3着とは0.9秒差です。
また、2着に負けたバロックダンスですが、ハイレベルの6月東京芝1600mしかも開幕週組の3着馬で、このレースでは単勝1.3倍に支持されていた馬です。
6月の東京開幕週の混合レース勝ち馬は
ノッキングポイント
コマンドライン サウジアラビアRC1着
ウインアグライア コスモス賞1着 若駒S1着
サリオス サウジアラビアRC1着 朝日杯1着
グランアレグリア サウジアラビアRC1着 朝日杯3着
ステルヴィオ コスモス賞1着 朝日杯2着
メモリーミネルバ 
ロードクエスト  新潟2歳S1着 ホープフルS2着
シゲルケンカヤマ
イスラボニータ 新潟2歳S2着 東スポ杯1着
ドラゴンレジェンド

という風にかなりハイレベルです。
ノッキングポイントのレースは

ハイレベルの東京芝1600mの平均と比較しても悪くないと思います。
この加速ラップで4角9番手から追い込んで上がり2位で3着がバロックダンスなので、次走圧倒的な人気を集めたのも納得です。

このバロックダンスを負かしたのは評価できると思います。

それともう1つ興味深いデータがありまして
10年以降、7月8月2歳未勝利新潟芝1600mで、4角6番手以下から上がり33.7以下で1位で1着の馬を調べると
該当馬は

その次走成績は


唯一4着のリアグラシアも、ウォーターナビレラ(ファンタジーS1着、阪神JF3着)の4着で、前残りのレースを上がり1位で届かずの4着です。
同データ該当馬から2頭新潟2歳S1着馬が出ていますし、あまり人気が無さそうですが、この馬に期待してみたいですね。


言っておきますが、あまりキタウイングを吹聴すると外れても責任はとれませんし、的中してもオッズが下がります。ご注意ください。







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