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西宮S(攻略のヒント)

西宮Sは3歳以上3勝C芝2000mで行われるレースです。
土曜日の阪神10Rで行われます。

競馬の予想方法はいろいろあると思いますが、サラブレッドの成長曲線という視点で3勝C芝1800m~芝2000m混合戦(牝馬限定は除外)を3歳馬が参戦する6月から12月まで、年齢別の成績を調べてみました。
その結果がこちらです。

この表からいろいろ見えてくるものはあるのですが、ひとまず10月だけにフォーカスしてみていきます。

牡馬・牝馬とも3歳馬の成績がかなり良いです。
6月~12月の中でも一番良いと言えます。
但し、回収値は低いので人気馬が好走しているのがわかります。
牝馬は12月にまた上昇しますが、牡馬は11月12月と下降してきますので、エリートといってもいいかもしれません。

この10月の3勝Cを勝った馬の次走成績は以下のとおりです。

OP特別に挑戦する馬はダメですが、思い切って重賞に挑戦するような(素質を認められた)馬は、かなりの好成績を残しています。特に牡馬は回収値も高く、もし、西宮Sを3歳牡馬が勝つようなら、次走どのレースに挑戦するのか注目ですね。

そしてこの4歳馬、前走クラスは次のとおりです。

前走クラス2勝Cからの昇級戦で勝った馬の次走成績はこちら

4頭中1頭しか、次走3着以内に好走していません。
このパターンは苦しいことがわかります。
例外の1頭はレイパパレです。
なるほどという結果ですね。


次に前走も3勝Cだった2頭の次走成績です。

OP特別の方は次走5着ですが、0.2秒差です。
2走後にはOP特別を勝っています。


最後に前走重賞だった組です。
前走の内訳は次のとおりです。

そして次走成績

ちなみに、次走距離別成績

-400mの距離短縮をした馬と、G1に挑戦した馬が凡走している事がわかります。なかなか興味深いですね。
まだサンプルが少ないので断言はできませんがね。


さて、上記の傾向を踏まえて、10月の3歳以上3勝C芝1800m~芝2000mに出走してきた3歳馬全頭について、最後詳細に見てみます。

まず、前走クラス別の成績と当日の人気別の成績は以下のとおりです。

当日3番人気以内に入っていれば、好走確率はぐんと上がる感じです。

<前走2勝C>

ここでも「400mの壁」理論は有効です。

上がり1位の場合は複勝率100%です。


<前走3勝C>

前走3着以内が一つの基準でしょかね。

距離短縮はペースの問題でダメなのではないでしょうか。

やっぱり当日3番人気J内が一つの目安です。


<前走G3>
前走レース名は以下のとおり。

長期休み明けが2頭いることを考慮すると、なかなか好走している気がします。

やはり人気がバロメーターですね。


<前走G1・G2>

この条件だと、当日1人気の場合は勝率80%近いということは覚えておく必要があると思います。

牝馬はサンプル数が少ないので何とも言えませんが、牡馬の信頼性は高いです。

セントライト記念組も10着以下だと信頼性が落ちます。


ここまで調べておいて、西宮Sには3歳馬が1頭しか出ません。
それも前走3勝Cで9着に負けているので、まず好走は難しいでしょう。
しかし、これから10月の3勝C戦が始まりますので、きっと上記のデータが役に立つ場面があると思います。
「果報は寝て待て」ですね。

さて、3歳馬がダメとなると

勝つのは、4歳牡馬・4歳牝馬・5歳牝馬ということになります。
その場合、ほぼ6番人気以内で決着します。

なので、軸馬から6番人気以内に流せばだいたい当たるはずです。

最も好走馬が多いのは、前走3勝C組です。

そして0.9秒差以内負けまでです。
この条件で、登録馬では以下の4頭にまで絞られます。

アインゲーブングは当日6人気以内に入るとは思えないので、実質3頭ですね。

この中から選ぶならアサケレディですかね。
そもそも阪神芝2000mは先行馬に有利になりやすいコースです。
またこの馬本来は遅いペース向きの馬です。

斤量56kgで3勝C3着の実績もありますし、3着以内を期待したいです。

素質がピカ1なのは、セントカメリアでしょう。
あずさ賞(1勝C)ではガイアフォース、マテンロウスカイを負かし
月岡温泉特別(2勝C)ではラーグルフの2着
蛍池特別(2勝C)では、-0.5秒差の楽勝
その後、休みがちで順調に使えていませんが、能力が発揮できるのなら、この馬があっさり勝ってもおかしくないと思います。


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