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第19回ヴィクトリアマイル(押さえておきたいポイント)

本格的なヴィクトリアMの分析に入る前に、押さえておきたいポイントを説明しておきます。

恐らくですが、おちこちでヴィクトリアMの傾向が紹介されていると思います。その中で「ヴィクトリアMはコースBに代わって前残りの傾向である」というものがあると思います。

実際に比較すると
■NHKMC

■ヴィクトリアM

確かにヴィクトリアMの方が前目の馬が好走率が高いです。
後方からの勝ち馬もいません。

しかし個人的にはこれを全てコース代わりを原因にするのは違うと思っています。

以下のレースラップ比較をご覧ください。

阪神牝馬SとNHKMCとヴィクトリアMのレースラップを比較したものです。
一番スローで上がりが速いのが阪神牝馬Sで、一番ペースが速く上がりはあまり失速していないのがヴィクトリアMです。
NHKMCは中間緩みがあり、最後は失速しています。

個人的にはもちろんコース代わりの影響もあると思いますが、この中間緩みの無いラップも理由だと思います。
例えば昨年ですが、以下のレースラップでした。

中間が大きく緩んでいます。
1着はソングラインで8-6の位置取りから1着です。16頭立てなので中団からの差し馬になります。更にあわやの0.2秒差4着は15人気のディヴィーナです。
何度も言ってますが、中間が緩むと脚を溜めて瞬発力の高い差し・追込み馬が好走しやすくなります。中間のペースが流れると、隊列も長くなり、瞬発型の差し馬が脚を溜めにくいので、前が残りやすくなります。

つまり、ヴィクトリアMは平均すると上記のような中間の緩みの少ないレースラップになりますが、昨年のような中間の緩むようなレースの場合は差し馬の台頭も十分に考えられます。

今年は純粋な逃げ馬はおらず、前走1200の高松宮記念組もいないんですよね。(前走1400mもいない)
もし中間が緩むようなレースになると昨年同様差し馬の台頭は十分に考えられますし、ナミュールにも赤信号ですね。

これを踏まて今後の予想を行っていきます。


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