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第84回皐月賞(押さえておきたいポイント)

最終予想の前に押さえておきたいポイントを紹介します。

1)タイム推移と好走脚質
いつもの皐月賞のタイム推移は以下のとおりです。

近年はどのレースもタイムが速くなっている傾向があるのですが、皐月賞は2017年以前の方が勝ちタイムは速いです。
近年は良馬場が少ないためなんでしょうかね?
良馬場の2019年も速いので、その可能性はあります。
但し、上がり3Fは近年の方が徐々に速くなっている感じです。

このタイムの推移だけでは何も読み取れませんが、次の3着以内馬の位置取りの変化をご覧ください。

まず、馬場が悪化すると差しが決まりやすくなっています。
そして1-2着馬は近年になるほど先行馬が優勢になっています。
逆に3着馬は差し・追込み馬が優勢になっています。

これが馬場の変化によるものなのか、理由は不明ですがはっきりとその傾向は読み取れます。

2)枠順と脚質
以下は皐月賞の3着以内馬の枠番と脚質をまとめたものです。

近年上位好走が増えてきた先行馬の枠番を集計すると以下のとおりです。

明らかに特定の枠に偏っているように思います。
しかも内枠の1枠と3枠は15年以前のものです。
近年は先行して3着以内に好走した馬は4枠より外しかいません。
また、逃げ馬も2回好走してますが、7枠と8枠の馬です。

この理由ですが、やはりコース構造が理由ではないかと考えています。
スタート直後に登坂があることは既に説明済みですが、そこを速いペースで登らないといけません。内枠の馬は外の馬にかぶされないようにオーバーペースになりやすいんじゃないかと考えました。
外の馬は内の馬の出方を見ながら自分のペースで徐々に先団にとりつくことができるんだと思います。6枠が不振なのは4枠5枠が壁になり、ちょうど1枠のような状態になりやすいからではないでしょうか。


3)2着馬タイプ
過去を振り返ると、皐月賞の2(3)着馬って似たタイプの馬がいます。

2023年 2着 タスティエーラ 弥生賞1着(4角2番手) 菊花賞2着
2022年 4着 アスクビクターモア 弥生賞1着(4角2番手) 菊花賞1着
2021年 2着 タイトルホルダー 弥生賞1着(4角1番手) 菊花賞1着
2018年 2着 サンリヴァル 弥生賞4着(4角2番手)
2015年 3着 キタサンブラック スプリングS1着(4角1番手) 菊花賞1着
2013年 2着 エピファネイア 弥生賞4着(4角2番手) 菊花賞1着

共通していいるのは重賞で4角2番手以内で好走し、あまり速い上りを使っていないことです。

今年上記のイメージに近いのは
シリウスコルト 弥生賞2着(4角1番手)
シンエンペラー ホープフルS2着(4角2番手)
の2頭です。

シリウスコルトはマクフィ産駒(ミスプロ系)なのであまりステイヤータイプのイメージはないですね。
シンエンペラーはSiyouni産駒(ND系)であり、凱旋門賞馬の全弟なので、ステイヤータイプはこちらかもしれません。

2着の最有力候補はシンエンペラーですかね。



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