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第26回NHKマイルカップ (枠順考察)

恐らく皆さんはあちこちの記事で、NHKMCが外枠有利というデータをご覧になっているかと思います。

実際に2003年以降の枠順別成績を見ても

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はっきりと外枠の回収値が高いです。
しかしこれが何故起きるのかに触れた記事はあるんでしょうか。

理由は簡単で外差しが決まりやすいからです。
阪神芝1600m等もそうですが、直線が長いので4角外を回してもゴールまでに届くケースが多いです。

例えば2003年以降、4角12番手以降から3着以内に好走した馬は

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7枠と8枠の馬が殆どです。

4角過ぎのレース動画を見てみると

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2020年は前残りでしたので、外枠の差し馬は来ていません。
2019年と2018年は差しが決まりましたので、4角で後方にいた外枠の差し馬が好走しています。

そして、差しが決まる場合、少々能力が足りなくても届くのがNHKMCです。その証拠に

①4角12番手以下からNHKMCを3着以内に好走した馬の次走成績

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1勝Cを勝った馬はいても、その他は全滅です。別に次走だけでなく調べてもらえばわかりますが、その後全く活躍しない馬が殆どです。

②4角4番手以内からNHKMCを3着以内に好走した馬の次走成績

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先行して好走した馬は次走以降も重賞で活躍しています。

つまり、先行して好走するには自力が必要で、追い込んで好走するのは少々能力が足りなくても大丈夫ということだと思います。

では、今年予測している縦長のハイペースの場合はどうでしょうか。

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2009年と2003年は
1着は離して先行していた馬
2-3着は中団内で控えていた差し馬
の決着です。

当たり前ですが、外差しあるいは外追い込み馬はポジションを上げるのに脚を使ってしまうので、届きません。

なので今年は外枠の差し馬は厳しいと思います。(先行力のある実力馬は別)

個人的なねらい目は
・1-2番手で離し逃げをする馬
・内~中枠で、中団でインを回って差せる馬だと思います。

そして枠順が決定しました。

逃げ候補のルークズネストが③を引きました。
①レイモンドバローズと④バスラットレオンに挟まれて、スタートの遅いルークズネストが逃げられるのかという心配もあるかもですが、私はある程度大丈夫だと考えてます。
まず、ルークズネストはスタートが遅いですが二の足はある方です。前走もスタートで後手を踏みながら、すぐに先頭に立ちました。
また、東京1600mは3コーナーまでかなり距離(542m)があります。
外の馬もすぐには内に切れ込んで来ません。

また昨年のパトロール映像を見てもらうとわかりますが、内らちまでは当然余裕があります。

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それにバスラットレオンは基礎スピードがあまり速くないです。
・NZT 前3F:35.0 1番手
・1勝C 前3F:35.9 1番手
・シンザン記念 前3F:34.7 2番手
・朝日杯 前3F:33.7 3番手

ルークズネスト
・ファルコンS 前3F:33.7 1番手

よほど出遅れない限り、二の足で先頭に立てると思います。
というかバスラットレオンは基礎スピードの違いで離れた3ー4番手くらいだと思うんですけどね。


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