第71回安田記念(疲労について)
金曜日は全国的に雨が降っています。
高速馬場にならない可能性も考慮して予想を組み立てておく必要があります。
そこで疲労についてもう少し詳細に分析してみました。
まずは次の表をご覧ください。
過去12年間の年明け出走回数別の成績を調べたものです。
明らかに出走回数の少ない馬が好成績なのがわかります。
特に年明け4回以上出走している馬はほぼ馬券になっていません。
次に年明け1戦の馬の前走間隔別成績を見てみます。
間隔が3週(中2週)でも好成績です。
※ヴィクトリアMと京王杯が該当します。
年明け1戦しかしていなければ、レース間隔は詰まっていてもほぼ疲労は無いと考えて良さそうです。
次に年明け2戦馬も同様に見てみると
間隔が3週はガクンと成績が落ちます。
前走2着以内の馬が9頭もいて、馬券内は2頭だけです。
これは明らかに疲労の影響が考えられます。
今年はこれにグランアレグリアが該当します。
次に年明け3戦馬を同様に見てみます。
間隔3週で好走したのはロベルト系が2頭とテスコボーイ系が1頭です。
連闘で1着になったのはモズアスコットで(Sadler's Wells系)、前走は(疲労が溜まりにくい)格下のOP特別だったのが幸いしたのかもですね。
次に年明け4戦馬です。
そして最後に年明け6戦馬
ショウワモダンは前走OP特別でした。
そしてロベルト系が疲労耐性が高いことはこれまで散々実例を示してきましたが、テスコボーイ系も実は疲労耐性が高いのかもしれないですね。
少なくとも、年明け3戦以上で間隔3週以内から馬券内に好走したのは、サンデー系以外の馬です。
これまでのデータをまとめて、安田記念の2着以内に好走した数を一覧にすると次の様になります。
好走ゾーンが2つありまして
①年明け3戦以内の間隔3週(ヴィクトリアMと京王杯)
ステップレースになるので、それなりに好走馬が多いです。しかし前走1着馬不振な傾向で、むしろ4-5着あたりに負けた馬の方が好走率が高いです。血統的にロベルト系やテスコボーイ系の疲労耐性の強いと思われる馬が多いですね。
②年明け2戦以内のレース間隔5週以上
疲労の少ない最も好走馬を出しているゾーンです。
さて、今年の出走予定馬をこの表に当てはめると
こんな感じになります。
ピンク(好走)ゾーンは6頭ですね。
グランアレグリア
ピンクゾーンですが年明け2戦で前走1着はやはり気になりますね。
ラウダシオン
この馬も年明け3戦で前走1着は気になる点ですが、疲労という観点では2走前は重馬場の惨敗で疲労はほぼ無しと考えるとグランアレグリアより条件的には良い気がします。5-11月で馬券内を外したことが無いのも野芝向きを示してますね。(馬場が渋ったら割引かもですが)
サリオス
ラップでは実績不足でしたが(2歳時ですが)朝日杯の実績から前傾ラップが苦手とも思えないですし、好走ローテのパターンに嵌ってますね。
マイルCSで負けた敗因を考えると
12.5-11.0-11.4-12.0-11.6-11.0-10.8-11.7
後2Fの10.8が原因かもしれないので、急加速やトップスピードを求められない多少時計のかかる馬場の方がいいかもですね。
インディチャンプ
6歳なので超高速馬場よりは多少時計のかかる馬場の方がいい気がします。
カラテ
前年3勝C組でもありますし、ローテも完璧ならやっぱり怖いですね。
カテドラル
NHKMC3着ですか・・・。脚質的に他力本願なので、追い込みが決まるような展開になるならばという感じでしょうか。
馬場も確かめないといけないですし、レース直前まで悩みそうですね。
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