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第62回宝塚記念(天皇賞春組)

8枠に面白い2頭が入りましたね。少し楽しみになってきました。

さて、カレンブーケドールの前走は天皇賞春です。
前走天皇賞春組について少し分析しておきます。宝塚記念の前走レース別成績は次の通りです。(2007年以降)

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3着以内に入った延べ頭数では、前走天皇賞春組が最も多いです。
14年間の3着以内で13頭ですから、毎年約1頭は3着以内に入っている計算になります。
この前走天皇賞春組を着順別でみてみると

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①2着以内から宝塚記念3着以内 2頭
②3着以下から宝塚記念3着以内 9頭
当然距離定積の差もあると思いますが、好走していない馬の方が好成績です。
ちなみに①該当馬で宝塚記念で人気を集めて負けた馬は
キタサンブラック
ゴールドシップ
ウインバリアシオン
フェノーメノ
ジャガーメイル
メイショウサムソン
等がいます。2200mが全くダメというイメージの馬はいません。

先ほどのデータは着順ですが、着差で見てみると

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0.3秒~0.9秒差負けの馬が好成績なのがわかります。

そして年齢別の成績ですが

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若い馬の方が好成績なのがわかります。
ちなみに6歳以上で馬券内に入った2頭は0.8秒差負けと、1.1秒差負け
4着に入った1頭は1.5秒差負けでした。
つまり6歳以上で馬券内に好走したのは少なくとも0.8秒以上大きく負けていた馬です。

個人的にはこの理由は疲労だと思っています。
・長距離ほど疲労がたまりやすい
・若い馬ほど疲労からの回復が速い
これがぴったり当てはまります。

そしてもう一つ興味深いデータをお示しすると
①日経賞を1-2着し、次走天皇賞春で3着以下(1.9秒差以内)に負けた4-5歳馬が宝塚記念に出走した場合の成績
◆レース名別集計
前走レース名:日経賞G2/前入線順位:指 前1-2着・本レースより後の1走/年齢:4歳
集計期間:2011. 6.26 ~ 2020. 6.28
ソート:着別度数順
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レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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宝塚記念G1 0- 0- 1- 2- 0- 2/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0 256
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5頭中3頭は5着以内です。

②阪神大賞典を1-2着し、次走天皇賞春で3着以下(1.9秒差以内)に負けた4-5歳馬が宝塚記念に出走した場合の成績
◆レース名別集計
前走レース名:阪神大賞G2/前入線順位:指 前1-2着・本レースより後の1走
集計期間:2012. 6.24 ~ 2020. 6.28
ソート:着別度数順
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レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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宝塚記念G1 3- 1- 0- 0- 0- 2/ 6 50.0% 66.7% 66.7% 146 188
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前走天皇賞春組って、やはりその前が日経賞と阪神大賞典がメインのステップレースになりやすく、レベルも高くなりやすいんですよね。

そこで好走した馬は、天皇賞春で負けても宝塚記念で巻き返しやすいです。
昨年のモズベッロもこのパターンですね。

今年は前走天皇賞春組が
カレンブーケドール
アリストテレス
シロニイ
の3頭でシロニイは7歳なので消せます。
カレンブーケドールが日経賞2着で上記データに該当しますね。
アリストテレスは阪神大賞典を負けてますが、1番人気でしたし天皇賞春では4着に巻き消してますから、阪神大賞典は能力負けとは思えません。
昨年のキセキも阪神大賞典7着(1人気)>天皇賞春6着(0.8秒)>宝塚記念2着だったことを考えると、アリストテレスも簡単には切れません。
どっちかは3着以内に来そうな気がするんですけどね。



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