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第84回桜花賞(近年のトレンド)

大阪杯は
◎ ステラヴェローチェ (4着)
〇 ベラジオオペラ (1着)
▲ プラダリア (6着)
注 ハヤヤッコ 
△ エピファニー
ここまでは同じ
△ ミッキーゴージャス
※ルージュエヴァイユ(3着)から変更

直前でルージュエヴァイユからミッキーゴージャスに変更したのは大失敗でしたが、いずれにしても2着のローシャムパークは抜けてました。

ローシャムパークについては、記事内で
「人気を集めそうなローシャムパークは、底力を問われるレース向きで、大阪杯では切れ不足な感じです。」

と評価しましたが、今年の大阪杯は

ローシャムパークが向こう正面で一気にマクリをかまして、ロングスパート戦になってしまいました。
中盤で大きく緩んでいるものの、ある程度底力を問われる形となり好走につながったと思います。戸崎圭太騎手の判断が良かったですね。
5着ジオグリフもこの流れで浮上できた1頭だと思います。
今年は好走条件にばっちり当てはまっている馬がおらず、難しい年でしたが予想の方向性は間違ってなかったと思います。
この経験を来年に生かしたいですね。

さて、桜花賞ですが、最近傾向が変わっていると思われます。
馬場の高速化含めて、あまり昔の傾向は参考にならなくなりつつあるというお話をさせていただきます。
なお、今週は忙しくあまり予想の時間が確保できません。
週末も外で仕事をしており、最終予想をアップできない可能性がありますので、悪しからずご了承ください。


1)タイム推移
いつものとおりタイム推移を紹介します。

1着タイムは徐々に速くなっています。
上がり3Fタイムはあまり変わらずか、若干速くなっているかも程度です。

もっと変化がわかりやすいグラフを紹介します。

後1Fの変化ですが、黄色い線が12.0です。
近年後1Fが11秒台になっているのがわかります。
あまり失速しなくなっています。
これも馬場の高速化の影響でしょうかね。

これでどんな変化があるのかは、後日解説します。

2)オークスとの関係性
勝ちタイムが速くなっていることを説明しましたが、これに関連してオークスとの関係性が薄れてきています。
以下は桜花賞3着以内馬がオークスに出走した場合の成績ですが、近5年はそれ以前より成績が下降しているのがわかります。

近年勝ちタイムが速くなり、よりスピードが問われるレースになっていると思われます。


3)2走前のクラス
また、トライアル時にも触れましたが、近年使いだしの遅い馬の好走が増えています。
以下は、桜花賞3着以内馬の2走前のクラスをまとめたものです。
5年ずつ3区分に年代を分けてます。

近5年に関して言えば、4頭2走前に新馬戦または未勝利戦を走っていた馬が桜花賞で3着以内に好走しています。
それ以前の10年間では、5年間で1頭だけです。
ちなみに2008年~2013年で2走前新馬戦から桜花賞で好走した馬は
レッドディザイア 桜花賞2着>オークス2着>秋華賞1着
です。
そして2014年~2018年で2走前に未勝利戦から桜花賞で好走した馬は
アーモンドアイ 3冠馬
です。
2頭とも3冠レースで大活躍した馬です。
それくらいの素質で無いと好走できないくらいのハードルがあったのですが
近5年で好走した4頭は
ペリファーニア
ファインルージュ
デアリングタクト
シゲルピンクダイヤ
です。
3冠馬も含まれてはいますが、その後微妙な馬もいてだいぶスケールダウンしています。

これ恐らく、後1Fが11秒台になったことと関係性があるんじゃないかと考えてます。最後失速しないということは底力があまり問われなくなります。
全馬脚を残している中でのトップスピード争いになるという事です。
キャリアの浅い馬でも、勝負になっているのはその辺りが原因ではないでしょうか。

ここで参考データを紹介しておきます。
重馬場開催だった20年を除く、近5年を以下のデータで集計しました。
① 後1F:33.0以下記録馬
② 後2F:33.3以下記録馬
③ 後3F:33.6以下記録馬
④ 後4F:33.9以下記録馬
★ 新潟コース除く
★ 0.5秒差以内
★ PCI3が61.0以上はマイナス評価
★ 4角11番手以下はマイナス評価

念のため申し上げておきますが、最後失速しないというということは前が有利になるということです。

<2023年>

グレーをカットしたら

<2022年>

グレーをカットしたら

<2021年>

グレーをカットしたら

<2019年>

グレーをカットしたら

<2018年>

グレーをカットしたら


という感じになります。


もし私の予想が役に立ったと思われた方がいらっしゃいましたら よろしければサポートをお願いします。