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第26回NHKマイルカップ(戦歴分析)

京都新聞杯、少し考えればルペルカーリアが離し逃げをする可能性が高いのはNHKMCのこれまでの分析でも明らかで、そうなると後方にいる馬は不利になりやすいってのは明白で、自分にお前は三歩歩いたら忘れる鶏か!って突っ込みたい気分です。結果的にゲヴィナーがかかって離し逃げのマージンが一度なくなりさほど有利は無くなったかもですが、後ろから競馬をするマカオンドールを推薦馬にしたのはミスですね。その一方でプリンシパルSでは、マカオンドールと同じ大寒桜賞で恐らく一番大きな展開面での不利を受けたバジオウが勝ちました。Twitterでスローになりそうなのでバジオウを推薦馬にしましたが大正解でした。やはり展開やペースを考えるのは大事だと痛感させられました。

さて、やはり大寒桜賞はそれなりのレベルにあった事は東西のメインレースで1着馬と3着馬を出したことで明らかだと思います。この最終目標であるG1へのステップを逆算して有力なステップレースをNHKMCでも見つけることが可能だったら予想が楽になります。今年は展開を離し逃げと決め打ちしますが100%ではありません。もし超ハイペースになったら?もしスローになったら?結果は異なる可能性が高いです。だったら有力なステップレースを経由して出走してきた差し馬はハイペースになったら好走しそうですし、スローだと先行して好走してきた馬が展開面で有利になりそうですよね。そんなお話をしたいと思います。

まず、優良なステップレースを考えるうえで、最近の3歳マイル路線での変化に注目する必要があると思います。その変化は3つ。
① 2014年 朝日杯が中山芝1600mから阪神芝1600mへ
② 2018年 アーリントンCがNHKMCのステップレースとして4月に移行
③ 2018年 チューリップ賞がG3からG2へ昇格
この3つです。
この3つには共通点がありますよね。そう全て阪神芝1600mのレースです。

実は3歳芝1600mの路線は、阪神芝1600mを中心に構成されています。
NHKMCは東京芝1600mですが、3歳戦で同条件はクイーンCしかありません。しかし阪神芝1600mは2歳暮れのG1で2レース、3歳G2が1レース、G3が1レース、3歳G1が1レースと5つもあります。しかも外回りコースで東京芝1600mと同様に直線が長いです。NHKMCは東京芝1600mですが、マイルで強い馬は必然と阪神芝1600mのレースを使ってきます。それは重賞に限った話ではなく、今度チューリップ賞に出走したいと考えた場合に、事前に一度コース経験をさせようと、1勝Cも阪神芝1600mを選ぶという選択肢も出てきます。
私はこう考えます。自然と阪神芝1600mには強い馬が集まるので、そこで好成績を残した馬は強い。しかもNHKMCと同様に直線が長いコースなので適性も大きく狂わないんじゃないかと。

大分前置きが長くなりましたが、それでは私が発見したNHKMCを好走する条件を発表します。

①東京芝OPで1着、重賞で2着(2歳▲3歳〇)
②阪神1600m外又は1800m外の重賞で2着以内または阪神G1で3着(4角4番手以内は◎)
③阪神1600m1勝C以上で上り1位(0.5秒差以内)または阪神G1で上り2位
④ファルコンS2着以内
⑤新潟2歳S1着

①は同じ東京コース実績なのでわかりますよね。2歳時は少し評価を落とすのは、2歳だとスローの瞬発力戦が多いためです。
②は阪神芝外回りコースの実績ですね。なお、阪神芝1600mは差し。追い込みが決まりやすいので、先行して好走した馬は評価を上げます。
③は決め手を見ています。レベルが上がりやすい阪神芝1600mで速い上位を使えるのは能力の証明です。NHKMCが差し決着になった時にこのデータに合致した馬が好走しやすくなります。
④これはマイル路以外で強い馬がいた場合にそれを拾い上げる必要があるからです。
⑤2歳時のG3ですが
 2019年ケイデンスコール 2着
 2016年ロードクエスト 2着
 2015年ミュゼスルタン 3着
 過去6年で3頭も馬券内に好走しています。2歳戦ですが東京よりも更に直線が長い新潟コースだからでしょうか。

ここで一つ注目ポイントがあります。ステップレースNZTの戦歴が全く入ってないんです。少なくとも朝日杯が阪神芝1600mに変更されてから、NZTの戦績は度外視してもNHKMCは的中出来ます。

そしてNHKMCは比較的荒れやすいレースです。以下は3連単の配当ですが

2020年 152,750円
2019年 410,680円
2018年 129.560円
2017年 296,160円
2016年   33,030円
2015年   36.720円
過去6年中、4回は10万馬券以上です。
これを踏まえて先ほどの5つの好走条件での絞り込み結果をご覧ください。

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過去6年間で、印の無い馬が3着以内に好走したのは
2017年 リエノテソーロ(ダート戦4連勝で前走初芝で負けていた馬)
2015年 アルビアーノ(3歳デビューで3連勝で前走フラワーC1着馬)
2頭とも全く東京芝1600mも阪神芝1600mも使っていない、かなりイレギュラーな戦歴の馬です。
それを除けば6年間の3着以内馬18頭中16頭は何らかの条件に合致してました。(※作成した後に思ったのは①の東京コース条件無くてもいいんじゃね?って印象もあります。)

どうですかね?軸馬さえ間違ってなければ、6年間で4回の3連単が的中してます。

スローでもハイペースでも的中するようにカバーするので、紐馬は多少は多くなってしましますけどね。

今年の離し逃げの展開予想が外れても、このデータ合致馬に保険をかければ、今年のNHKMCは的中できるんじゃないかと期待してます。
そして今年は次の通りです。

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貴方が狙っていた馬は該当していましたか?

これをベースに最終予想を考えていきます。





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