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週刊 金相場展望 2022年3月14日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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先週8日、NY金相場は2020年8月につけた史上最高値(2,078㌦)を僅かだが更新し、期近は2,078.8㌦をつけた。翌日は前日の陽線を包み込む大陰線が出現して前日比55㌦安の1,988.2㌦と2,000㌦を割り込こみ、ここまではダブルトップ系になっている。


筆者はまだ天井を付けたとは見ていないが、高値を更新するまではその可能性には配慮しておきたい。


今回の金の上昇は地政学的緊張の高まりと同時に人類を脅かす核の脅威、そしてエネルギー調達リスクの上昇、加えて新型コロナによる経済活動の制限にともなう供給網の混乱等、さらにロシアのデフォルト危機、等々が併せ持つ複合的な危機の到来に対して、全く解決の目処が立っていないことだ。今後、コロナの波ではないが、第2波、第3波の危機が押し寄せて来ると推測するが、金相場にとっては、こういった状況は全て上昇の要因となる。そして最後はインフレの猛威が押し寄せ、金価格を想像できない価格帯へと押し上げると予想する…

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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