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MMA Cycles Report May.13 2022        メリマンサイクルズレポート

4月12日、14年周期の木星・海王星シノディック(会合)サイクルは魚座内でふりだしに戻り、以降木星は魚座を離れ、牡羊座を1年間旅する。ただ、10月27日~12月20日までは木星逆行の関係で一時的に魚座に戻るため、この期間は例外となる。
 
木星が魚座に位置する今年最初の4カ月は、予測通り、マーケットでの変動が大きかった。米国の株式市場(ダウ平均とS&P500)は、1月上旬に史上最高値を更新。その後、2020年3月23日のパンデミックショックに伴う安値以降で最大の急落を記録した。(木星、海王星、魚座に支配されている)原油は、2020年4月21日に(WTI)先物市場で記録したの史上最安値からの反騰で、史上2番目の高値水準を3月7日に記録した。ドル/円相場は2002年以来の高値水準にまで爆発的に上昇し、ユーロと円はTノートと共に対ドルで数年来の安値水準にまで落ち込んでいる。勿論、穀物市場も急騰。小麦は年初に史上最高値を更新し、コーン、大豆共にこの動きに迫る勢いである。そして金相場は3月8日に史上最高値を試した。
 
木星が牡羊座に入居する事で、ダイナミックな変化が考えられる。魚座の木星は価格変動が激しく、この変動に伴って高値と安値のサイクルが繰り返されていたが、牡羊座に入居する事で、競争、攻撃性、そして守りに入っている投資家のリスクテイクがより強調される事になるのではないか。
 
リスクを取るのは投資家だけではない。政治や金融の指導者達も、よりリスクを取る傾向があり、平和や金融の安定を求める世界にとって、より大きな挑戦となる可能性がある。米金融当局者達にとって重要なのは、緩和しすぎてインフレになるリスクと、引き締めし過ぎて不況になるリスクのバランスを取る事である。しかし世界の指導者たちは、自分たちの支配に他人を従わせる事に固執し、反撃するには弱すぎると判断した相手には自分たちの意志を押し付ける事が非常に困難であると感じるかもしれない。それ故に、軍事的な対立がエスカレートする可能性があるだろう。いくさの神である火星と拡大の神である木星がコンジャンクション(0度)の関係になる今月末(厳密には5月29日)には、更に激化する可能性すらある。

続きはPDFファイルをご覧下さい。


*メリマン氏の執筆時は、現地時間5月9日(海外マーケット)、
5月10日(日経、ドル/円)です。


* 次回のMMAサイクルズレポートは6月10日の発行予定です(遅延の場合はお知らせ致します)

--------------------------------------------------------------------------------------*MMAサイクルズレポートは、メリマン氏独自の視点から分析し、情報提供を目的に作成されており、売買の推奨を行うものではありません。

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