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週刊 金相場展望 2023年11月6日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週はFOMC、雇用統計とビッグイベントの週であったが、FOMCでは政策金利の据え置きが決定された。パウエル議長は「委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」との文言を維持し、追加利上げの選択肢を残した。その後の記者会見で、12月の次回FOMCで利上げを決定することはあり得ると示唆した。

一方で、雇用統計は非農業部門の就業者数は前月から15万人増加と、伸びは市場予想(18万人)を下回ったほか、前月の数字が29万7,000人に下方修正された。市場では、全米自動車労働組合によるストライキの影響で製造業部門の大幅な減少が影響したとの見方はあるものの、前月も下方修正されたことなどから、今年の利上げはないとの見方に傾いたようだ。さらに市場は、次のステージとして「いつ利下げが始まり、利下げ幅はどれくらいになるか」に移行した-と見るアナリスとも多い。ただ、来年の上半期に利下げが始まるという考えは楽観的すぎると見る関係者もいる。



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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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