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週刊 金相場展望 2023年5月22日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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先週のNY金相場(期近)は前週比38.25㌦安の1,981.6㌦で引けた。先週は大台節目となる2,000㌦を割り込み、さらに4月以来維持されてきた下値1,980㌦台も日足ベースで割り込んだことで一旦仕切り直しとなった。

先週述べたテーマだが「2000㌦台を依然として維持していることに対する強気と、トリプルトップのフォーメーションからの弱気が交錯した状態が続いている。…2,000㌦大台へは2020年8月、22年3月とチャレンジしたのだが、いずれも大台は1週も維持できず、その後、大幅に売られる事態と相成った」、強気派にとってはこの懸念に対する挑戦となっている。

週足ベースで今週も陰線で終わるようであれば、懸念ははさらに強まり、相場観は弱気寄りのニュートラルに転じる。


【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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