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週刊 金相場展望 2023年7月18日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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注目された米経済指標の一つ、6月の消費者物価指数(CPI)が12日発表され、前年同月比3.0%前月比0.2%上昇したが、伸びは12カ月連続で鈍化。市場予想も大きく下回ったことで景気減速感が市場を覆いつつある。米10年債金利も4%を超えていたが、週末には3.75%台まで低下した。こういった環境下、NY金相場は金利低下の恩恵を受け続伸。前週比31.9㌦高の1,964.4で引けた。

以下「時事通信」より。
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インフレ沈静化を示す指標を受け、市場ではFRBが今月25、26両日の次回政策会合で利上げを決めた後、政策金利を据え置くとの観測が浮上。しかし、FRB高官は「年末までに2回利上げ」という前回6月会合で提示したシナリオを「妥当な予測」と評し、市場の臆測を打ち消した。
一方、総合的なインフレ率は低下しているものの、人手不足による賃金の大幅上昇もあり労働集約型の業種が多いサービス分野の物価は高止まり気味だ。当局者の間で物価高再燃への警戒感は根強く、国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は13日の記者会見で、FRBなどに「金融引き締め路線にとどまるよう勧告する」と述べた。翌日の6月卸売物価指数も0.1%とわずかな上昇にとどまり、「幅広いインフレ低下の兆候が見受けられる」(米大手銀)との声が上がった。
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金相場は7月利上げは既に織り込んだと見られるが、年内あと2回の利上げまでは織り込んでいないと思われる。


【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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