週刊 金相場展望 2022年7月4日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場は前週比28.8㌦安の1,801.5㌦(期近)で引けた。週の安は1,783.4㌦と5月に付けた安値1,785.0安を下回り、今年1月に付けた年初来安値1,778.8㌦に接近した。ここまではトリプルボトム系となっているが、下回ると、昨年のトリプルボトム(3~8月)として機能した1,700㌦割れから1,670㌦台も視野に入ってくる。
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意外な材料が金の下げ要因に結びつけられたようだ。ただ10年債金利は先週も続落し、週末は2.889%で引けた。先週のコメントを参照する。
「米10年債金利はもっとも前週に比べて特段の材料のない状況ではあったが、その中でも目立ったのが、10年債金利が前週の高値3.498%(6月14日)から二段下げを演じ、先週23日には3.005%まで低下したことで、金相場の下げを軽微にしたといえるかもしれない。ただ、現段階では金相場にとって金利上昇に対する警戒(下げ圧力)は依然として強い…
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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