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2021CL横浜を振り返って


はじめに

こんにちは、とうりです。
普段は東京、神奈川を中心にポケモンカードをしています。
直近の成績は、
東京CLベスト32
愛知CLベスト64
2020年シーズンポイントランキング100位でした。


今回の記事はCL横浜を振り返っていきます。
今回のCLですが、とにかく難しかったと思います。
コロナウイルスの影響もあり環境があまり定まりきらなかったため、他の人がどんなデッキを使うのか検討もつきませんでした。

しかし、直近の自主大会や有名プレイヤーが公開した記事によるヒントである程度、環境の固まりました。
それがムゲンダイナVmaxとズガドーン(以下コズガ)です。
また、オルタージェネシスGXを使用することでサイドを多く取れる三神が、どんな対面にも一定の勝率を得られることもあり、使う人が多く以下の環境だと予想していました。

環境予想


※ここでのtierはデッキの強さ=それを使う人の数と同じと考えてください。

tier1
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX+ザシアンV
ムゲンダイナVmax
コズガ
tier2
セキタンザンVmax
ルカリオ&メルメタルGX+ザシアンV
ピカチュウVmax
tier3
超ミュウツー&ミュウGX
ピカチュウ&ゼクロムGX
マッドパーティ

その他


おおまかにですがこんな感じに予想しておりました。

環境デッキの総評

tier2まで

アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下三神)+ザシアンV
オルタージェネシスの追加効果でサイドを多くとることができ、以前からの環境の一角。オルタージェネシスの返しに三神を倒されると少し厳しい印象。対策される筆頭のデッキ。

ムゲンダイナVmax
2エネで270が出せるお手軽ポケモン。セキタンザンVmaxなど高HPのポケモンをイベルタルGXのデスカウントGXで無理やり倒せます。270を出す条件も安易であり、ガラルジグザグマの特性かんしゃくヘッドでダメージ調整できるのもポイント高いです。

コズガ
三神なんかよりも環境に影響を与えているデッキと思っています。
コズガのためにわざわざネイチャーウェーブのカプ・レヒレや無人発電所の採用が影響として挙げられるかと思います。
しかし、グッズロックが苦手など課題はあります。レシラム&リザードンGXでカバーは出来なくはないですが、ピカチュウVmaxが採用されているとレシリザも容易に突破されてしまいます。

セキタンザンVmax
環境のムゲンダイナVmax、ピカチュウVmaxに弱点を突くことができ、基本的に環境における色相性で不利な相手がほとんどいません。
しかし、セキタンザンが進化デッキということもあり、手札のかみ合わせが悪ければ進化できない場面もあります。そのため、ヤレユータンの特性さるぢえとマグカルゴのじならしを絡めることで、中盤以降は安定して行動できる点は評価できます。

ルカリオ&メルメタルGX(以下ルカメタ)+ザシアンV
高い耐久力を活かした戦い方で有象無象に有利をとることができます。
セキタンザンVmax、ムゲンダイナVmaxはザマゼンタVで詰ませにいくことができます。しかしコズガと三神に不利、ルカメタミラーが発生した際に時間内に決着がつかないことがあるため握るのには勇気がいります。

ピカチュウVmax
クワガノンVでグッズロック、ピカチュウVmaxで高打点を出せるため立ち回りが器用なデッキですが、セキタンザンVmaxやムゲンダイナVmaxが相性的に厳しい。

デッキが決まるまで

今回のデッキ候補は、最初はムゲンダイナVmax、ルカメタの2つを候補にしていました。
しかし、ムゲンダイナVmaxはエネルギーをうまく貼れないと動きが悪くなってしまうこと、環境にいるセキタンザンvmaxに勝つことが難しいこともあり使用を断念しました。

また、ルカメタは案外しっくりきたのですが、練習段階で三神ザシアンに不利かつコズガに勝てずに没になりました。

この段階で使用するデッキがなくなり、迷走することになります。
やはりザシアンVが多くいることが予想されるCLで、弱点を突けることが強いのではと考え始めます。またリセットスタンプ+ワンダーラビリンス◇を相手に押し付けることで、試合の後半は相手に何もさせずに勝ち切ることも可能なのではないかと思い、以下のデッキを制作することにしました。

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完成したのがこのデッキ。ブルー型のマルヤクデVmaxです。
溶接工しながらベンチのポケモンを呼びたいなと思ったのがコンセプト。
しかし、結構事故ります。また進化できないことも割とあります。
安定しないということで没になりました。

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事故りにくいデッキをコンセプトに作成した結果うまれたデッキ。
こちらのマルヤクデもカスタムキャッチャーが採用されていて、溶接工しながらベンチのポケモンを呼びたいと思い採用。オドリドリGXも採用されていたり、コズガを絶対倒すと言わんばかりのカプ・レヒレ2枚採用。
それなりに強かったんですが、Vmaxに進化しないとポテンシャルを発揮できないことと、対ムゲンダイナVmaxを想定したときににムゲンダイナVmaxの要求値に対してマルヤクデVmaxの要求値が高すぎてCLで戦い切るには不十分だと感じました。
ここでマルヤクデVmaxのデッキの考察をやめ他に移ることに。

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Vmaxは事故りやすいからとたねポケモン主体のデッキを考えることにしました。そして考えたのがコンボザシアンです。
このデッキの良いところは三神ザシアンと異なりオルタージェネシスGXを宣言しないので、当たり前ですがテンポよく攻撃できるところです。
しかし、ザシアンがエネルギー要求値が高いためムゲンダイナにテンポ負けしたり、セキタンザンが突破できなかったり、耐久ラインが低く少し動きが悪いと簡単に負けてしまうと感じこのデッキも没になりました。

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そして舞い戻ってきたルカメタザシアン。やっぱりルカメタなんすわって言いながら使っていました。
しかし前述した問題はまだ解決してなかったり、仰天のボルテッカーで新たに登場したピカチュウVmaxに勝率が低く、どうしようかと思っていたところで有名なプレイヤーがコズガの記事を公開。
この時点でポキッと心が折れ、好きなデッキを使おうと思った瞬間でした。(コーティングエネルギーが発表直後だったので、昔の特殊鋼エネルギーになってます。でもどんどんコーティングエネにみえてきましたね?ね?)

最終候補に挙がってきた三神は半年ほど触ってなかったのですが、上振れされたコズガに負けるが癪だなと感じたことと、単純に自分の引き弱いからアグロ決めるデッキは向いてないということでできれば使いたくはないという結論に。多分本当にデッキなかったら使ってたかもしれないです。

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そして、今回は負けても別に問題ないのでは?(思考停止)となり、好きなデッキ使おうと作成したのがドラパルトVmax。
ムゲンダイナに勝てるようにがコンセプトのデッキで、ジャイアントボムが四枚はいっているのがポイントです。
ボムの100ダメージ+カラミティエッジ240ダメージでムゲンダイナVmaxを倒せるのが本当に偉いです。しかし、デンジャラスドリルやボスなどで容易に回避できるため、あまり刺さらずさらにあまりにも弱く没になりました。

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ドラパルトVをいれるとムゲンダイナきついなとなり、ボム回避されるくらいなら抜けばいいじゃん!とか言って組み上げられた闇のデッキ。
まじで弱いし、実際弱い。
しかし、ビーストブリンガーから三神を倒してサイドを4枚とってからのカオスオーダーGXで勝つのは気持ち良いです。
しかしマーイーカがうまくベンチに並べられなかったりするのがネックで、CL向きのデッキではないのと単純に弱すぎて没になりました。
このデッキのために貴重な2日間消費したのマジでもったいないおじさんになっちゃった。

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これが実際に使用したルカメタザシアン。大会前日からメンバーと対戦を繰り返ししつつ、大会当日に日付が変わり、もう考えることを諦めて腹を括ろうということで今回のレシピが出来上がりました。
選択理由としてはムゲンダイナに楽に勝ちたいなと思い、また普段使い慣れていたのもあり選択しました。コズガは躱し切ると心に決めました!
デッキが決まったのは当日午前3時、すでにまともな思考を持っていません。
既にお気づきの人もいるとおもうんですが、クロバットVがいないんですよね……。
まじで欲しかった。クロバットVがいれば勝てた試合はいっぱいあっただろうな思います。







使用しててほしかったカード
カプ・レヒレ
クロバットV
グズマ&ハラ
キャプチャーエネルギー

クロバットVが入ってない話としては、とりあえずでデッキ組んだらなんか普通にそれっぽく組むことができ、ほかのチームメンバーにクロバットV入ってないんすか?って聞かれたときに今回デッキ共有したメンバーが要らないっしょ!的なことを深夜テンションで言われ、眠いこともあって僕もよく考えずにせやな!って答えてそのまま寝てしまいました。
しかし、起きてからいざ考えてみるとこれクロバットほしくないか?ってなったんですけど、時刻は10:30、そうです。もうデッキ登録時間は過ぎているのです。
どうしてだよおおおおおって思ったのですがもうあとの祭り。諦めてこのレシピで戦うことになりました。
このことからわかるように、当日の深夜にデッキを組むのはやめようなってことです。当たり前ですけど。

大会結果、感想

結果
今回は、僕含むチームメンバー2人がルカメタザシアンを使用しました。

とうり4-3 
L ピカチュウVmax
W コズガ
W ムゲンダイナVmax
L 三神ザシアン
W セキタンザンVmax
W ムゲンダイナVmax
L ルカメタクワガノン

テラヤマ 9-4 ベスト128
L モクナシゴリラジュナ
W ムゲンダイナVmax
W 三神ザシアン
L コズガ
W 三神ザシアン
W セキタンザンVmax
W 超ミュミュウ

L マルヤクデVmax
W ルカメタザシアン
L コズガ
W ムゲンダイナVmax
W ピカゼク
W セキタンザンVmax

CLを通して、僕の予想では「コズガは握る人は多いけどピカチュウVmaxを筆頭にいろいろなデッキに倒されて上位に残るのは厳しいだろう」と思っていました。
そのため優勝をはじめ上位にコズガが入っていることにはかなり驚き、考察がまだまだ足りなかったと痛感しました。
しかしセキタンザンVmaxやムゲンダイナVmaxには全試合勝てているのがデッキ選択として良かったなと思います。

感想
大型大会に参加して、コロナウイルスの感染拡大にできうる限りの最大限の予防をしていただけたことは参加者としてとてもありがたく、運営の熱意が伝わってきました。
また、大会中にジャッジのミスが問題として話題になっていますが、選手としてはジャッジに完璧を求めてしまいます。ですが僕は、実際問題プレイエラーを起こした人が悪いと思います。それでもジャッジが悪いと思う人もいるかと思いますが、それはその人の考え方であり、別に間違っているわけでもありません。
では、どうしたらジャッジのエラーを防げる、あるいは予防できるのか。そう考えた際にジャッジを酷使しすぎているので、ジャッジの働く時間を少しでも緩和させたらいいのではないか?と思います。
普段からジャッジをやっている知り合いを見ていると、朝早くから稼働し、夜遅くまでジャッジの仕事をやっています。ジャッジの仕事は選手以上に神経、体力ともに消費します。それなのに今回は二日間ジャッジの稼働をしていました。正直言ってブラック企業並みに酷使されてるなという印象を受けます。そんな状態ではジャッジのエラーを少なくするのは難しいとおもいます。例えばですが、午前午後でシフトを作ったり、一日に稼働する時間は何時間までとするなどなにかしらの改善は必要だと思っています。

でも、総評として約一年ぶりのCL楽しかったし悔しかった!!!
ポケか下手になったなってよくわかったし、もっともっと強くなりたいなと再認識したので、今回の結果や学んだことを活かしてシティリーグ優勝します!



シティリーグを見据えて

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