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占い師が心で反論している時

ご相談に向かっている時に、ふと自分が心の中で反論していることがある。

幸せになれますか? 

え、それを人に聞いちゃうの!?

不倫関係で奥さんに別れてほしい!私が彼をここまでにしたのよ!

今の時点で人の家庭を十分不幸にしている自覚がないのか、、

彼がどーたらこーたら、、

うん、それだけ粘着ならきっと相手もうんざりしてるよね、、

彼とはどうなりますか?

何も始まってないのにどうなるのかと聞かれたら、多分なんにも始まらない、きっと!!

という言葉の数々をぐっと抑えて鑑定している。でも、それが浮かぶのはほんの一瞬。そういう反論の気持ちや考えが浮かぶのは当然だと思っています。

だって占い師は神様じゃないんです。

ただの人間なので、虫のいいこと言ってるなあとは思っても、それは思った時点でその気持ちと考えをどこかに棚上げし、依頼者様の気持ちを聞きます。とにかく、聞く。聞いたら考える。どうしてそう言うのか、そう思うのか。疑問に思って占い以外で聞けることは聞く。占いでみれることはそれをみる。

占い師で、SNSで依頼者さんに関する上記のような思ったことをぶちまけたり、思いを綴る同業者さんを見ると、みんな優しいんだなあと思って見ています。もしくは、そういう反論や思いを抑圧することが共感することと勘違いしているかのどちらか。

相手の思いに心の中で反応することは自然なことです。言わなければいいのです。悪いことではない。いい子でいようとすればするほど、反発で爆発します、きっと。だから、そういう気持ちがよぎってもその自分を認めて、その気持ちはちょっと棚上げして話を聞くといいです。そして、どうして自分が相手のその気持ちにそんな風に反応したのかを冷静に分析する、その方がずっといい。それを続けたら、人の話をもっともっとうまく聞けるようになります。

そんなお話。

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