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【投機の流儀 セレクション】今、戻り売りの密集地帯

週明けは買い先行の上昇気味で始まろう。が、レンジ相場は抜けないと見る。
年初から累積売買高は2万6,500円から2万8,000円の間に集中していた。したがって、2万7,000円台になると戻り売りの密集地帯になり、そこに200日線が横たわる。9月以降だけ見ても2万7,000円~2万7,500円の累積出来高が最も多く、短期の個人投資家は2万6,000円台前半を買って2万7,500円に戻れば売るという感覚のようだ。米長期金利などが落ち着かない限り、2万8,000円は超えにくく、下がれば下値を買おうというストックマインドは旺盛なようだが、戻り待ちのスタンスは変えていないように思われる。

【今週の目次】
第1部 当面の市況

(1)市況コメント
(2)今、戻り売りの密集地帯
(3)内需株が相対的に強い
(4)日本株の市場内部要因
(5)円ドル為替は151円台に入った
(6)円の変動要因は「金利・金融政策」が37%、「当局の姿勢」が34%
(7)為替市場への財務省の口先介入がむしろ投機筋の円売りを助長している
(8)目に見える円安の日本にとっての有利さ
(9)円ドル相場は151円台に突入
(10)旧統一教会と岸田政権短命説
第2部 中長期の見方
(1)ふたたび岸田政権短命説
(2)岸田政権の「資産所得倍増プラン」に対する識者の評価は平均50点
(3)今は「理想ウリ」の段階だから実勢悪を売る「現実売り」の段階を迎えてセリングクライマクスを見なければ真の大底はない
(4)今から銘記しておくべき危険材料
(5)機械株を中心とした下落は世界景気の後退懸念を象徴している
(6)一国のインフレ率が高いほど当該国の債務残高のGDP比が減る、つまりインフレによって救われる
(7)英首相トラス氏が就任44日で辞任表明
(8)企業や宗教法人に対する死刑判決=解散命令
(9)米国株動向――キャピタルパートナーズ証券の担当者が送ってくれる記事を転載(10月18日、受信)
(10)「億り人 解体新書」
(11)前掲紙の日経ヴェリタス紙に「億り人 三つの素顔」という特集があるからそれを要約する。ゴールはFIREにあらず、仕事も続行、である
(12)東京証券市場は金融センターの地位として世界16位に落ちた
(13)エリザベス元英国女王の死を悼む

【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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『投資で勝ち続ける賢者の習慣』
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その他、著書多数。以下よりご覧ください。
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