【しくじり先生①】CBT対策 何を使って勉強する? 〜失敗から学ぶオススメ教材〜
初めまして、医学生のトウイです。
医学部村という狭い世界でうまく生きていく、
をコンセプトに記事を執筆しています。
ご訪問ありがとうございます。
はじめに
まずはじめに。
この【しくじり先生】シリーズは、
わたくし医学生トウイが自身の経験をもとに
なるべく多くのことを還元して医学生の皆さんの力に少しでもなれるように
作ったものです。
タイトルにある通り自分自身はCBTに失敗してしまいました。
自分なりにそれなりに準備してきたつもりだったので
当時は割とショックを受けていました。
ただ、
「この失敗を自分だけにとどめておいてはいけない」
「少しでも誰かの力に慣れたら」
という思いに至り、noteにすることを決心しました。
今回のnoteでは医学生なら誰もが通る第一関門「CBT」で、
見事に失敗した筆者がCBT対策でオススメの教材を
自身の反省や友達の話を参考に裏話も含めてピンポイントに紹介します!
自己紹介
まず初めに軽く自己紹介です。
医学部医学科在籍で、CBTを終えて現在は絶賛ポリクリ中の医学生です。
冒頭でも述べた通り、筆者はCBT72%で自分的には大失敗!
本当は85%当たりを目指していました。。。
学年で下位2割、もしかしたら自大学の学生の水準が高めかもしれませんがある程度勉強してきたので流石に萎えました。(笑)
先輩の体験談やnote、Twitter、ブログには短期間で9割!や10位以内!など、もうそれはそれは素晴らしい功績・才能ばかりだと思います。
そんなの参考にならない!
ちょっと勉強して効率良くそこそこの成績を取りたい
半分よりは上がいいけど努力派
試験は危なっかしく通ってきた
といった層に向けて「一歩間違えると失敗するぞ」と言う脅しをかけておきます(笑)
というかこの層の人!
見ないと後悔するよ!!!(笑)
(一応自分が先輩に聞いた話や友達の話などを参考に勉強法も紹介しているのでどの層にも有用になると思います。)
自分はどんな学生かというと
試験は過去問(気が向いたらスライドも少し眺めていた)3年分で乗り越えてきた
ずっと勉強していたら飽きる
遊びもバイトもして運よく試験を乗り越えてきた
といった感じです。
皆さんが思い描いているような超真面目系でもギリまで遊び呆けていた訳でもなく、
CBTはある程度遊びにも時間使うだろうから人よりは計画的にやろうといったスタンスでした。
大学受験も浪人することなくここまで来れたので、
たかを括っていたところはあると思います。
自分のCBT受験までの生活を軽く紹介しておくと
バイト 週3〜4 主に家庭教師
部活 週2
帰省・旅行 1ヶ月前でも泊まりの旅行や2週間前でも地元の友達と遊んだり
これだけ見たら失敗した原因これだろ(笑)と思う方も多いかもしれませんが、
5〜6ヶ月前からぼんやりと動画を見始め、3ヶ月前からは大学受験ぶりくらいの勉強量を確保していました。
CBTの勉強法
大まかなCBTの勉強法は
問題集を解く
動画教材を見る
まとめノートを作る
です。
なんら他の勉強と違うことはしません。
ただ、使う教材や方法は人によって様々で
今回はその辺を中心に紹介していきます。
CBTに使う教材
先輩の話や友達から聞いた、ググった等で
ある程度耳にしたことはあるかと思いますが
一度ブラッシュアップしておきます。
分類すると
問題集
動画教材
暗記・復習用
です。
また、大前提としてiPadを持っていることが求められます。
最近はほとんどの学生がiPadで講義を受けたりしますよね。
Goodnoteがかなり優秀で、
動画教材のテキストを取り込んで書き込みする、見たいなことをみんなします。
それぞれについてさらに細かく紹介していきます。
問題集
①QB(クエスチョンバンク)
言わずと知れたCBTの問題集。
基本的にCBTの過去問から抽出されています。
CBTは3分の2はプール問題から出るのでQBをやりこむことにも意味があります。
現在電子版でMedlinkというアプリの中に内蔵されております。(有料コンテンツ)
CBTを受験する医学生の9割は使っています。
これを完璧にすればCBTで怖いものはありません。
良い点は
・病見えやQアシと同じ会社が作っているため、
互換性が良い、解説の方針が同じ
・電子版のため端末さえあれば使える
・チェック機能があり、問題の出来ごとに◎○▲×で分類できる
・自分専用の問題リストが作れる
・解説に病見えのイラストが使われている
・学内の進捗状況がわかる(個人名は表示されません)
おそらく学年ラインなどで共同購入の案内がくると思うので
そこで購入したら良いと思います。(割引されます)
②問トレ
おそらくQBに飽きてしまった人や物足りない人が手を伸ばす問題集だと思いますが、正直やらなくて良いです。
QBを完璧にすれば怖いものはありません。
が、一応紹介しておくと
・QBよりも問題数が多い(特に症候病態が豊富)
・無料で使える
・淡々としている
無料なだけデメリットもいくつかあり、
・解説が簡素、というか塩対応。(笑)
・一つのタイトル(例 循環器 解剖)が終わると一番最初のページに戻る
・誤植(というかQBと同じ問題でも正答が異なる)場合がある
以上のようにQBに比べると若干使いにくさがありますが、無料サービスなのであまり文句は言えませんね、、、(笑)
QBを周回しすぎて見飽きてしまった、弱点分野の補強に、というくらいで良いと思います。
繰り返しますが、自分の周りでもQBだけで9割こえた人もかなりいました。動画教材
昨今の医学部事情を知っている方はここが一番気になるところでしょう。
数年前に比べて予備校が豊富になりパワーアップしているため、
かなり状況が変わってきていると思います。
現時点で筆者の大学や他大学の友人に聞いたところでは
・Qアシスト
・medu4
・メック
が多いです。
(学年の大半はQアシ、medu4、一部メック見たいな感じが多いと思います。)
ではそれぞれについて。
(筆者はQアシユーザーなので偏った意見になっていたらすみません。)
①Qアシスト(メディックメディア)
QBと同じ会社、もとい、病見えと同じ会社が制作しています。
ですので、病見えと同じイラストが解説で使われていたり、
イヤーノートやレビューブック(これらもメディックメディアです)と同じ図が使われていたりと
とにかくメディックメディア教材との互換性がかなり良いです。
実際の中身については
良い点
・実際に臨床をしている先生が講義
・一つの動画が短い(10~20分)
→隙間時間に見やすい、集中力が短い人にとって良い
苦手な疾患をピンポイントで見直しやすい
・清澤先生の教え方が記憶に残りやすい
関西弁、謎の語呂あわせ、こじつけエピソード、(子供の写真で癒される)
・カラーの図やイラストが多い
→画像記憶や右脳派にとってはかなり記憶に残りやすい
・サブプリントもあり暗記しやすい環境
・一番安価(学年ラインで団体割もある)
悪い点
・講師によって教え方に偏りがある
→合う合わないがあるとしんどい
・メジャー産婦小児:清澤先生(万人うけ、関西弁で面白い、イケメン)
マイナーや感染症呼吸器公衆衛生:盛永先生(教え方に賛否両論あり、ただ高身長イケメンで女子から人気)
②medu4
HZM先生という理3卒で医師免許を持ち外資系コンサルという異例の経歴を持つ先生が全科目一人で担当。
元々HZM先生はメックに所属していたが独立してmedu4を立ち上げた。
良い点
・一人の先生が全てを担当
→教え方が統一されている
・1コマ1時間で計画が立てやすい
・癖がなくて丁寧な教え方
・穴埋め式、文字メインのテキスト
→文字勉強が好きな人には◉
・国試過去問に徹底的に基づいた指針
→国試やCBTに受かるために無駄がなく、効率が良い
悪い点
メリットの部分が合わない人にとっては基本的にデメリットに変わると思います。
・価格が高い
・1動画が長い
・図やイラストが少ない
・ピンポイントで疾患を復習しにくい
・癖がない
→人によっては物足りない、印象に残りにくい
・HZM先生自身は臨床医ではない&国試に受かるために無駄を省いた方針
→実臨床と少しズレた内容のこともある
③メック
これについてはもう筆者の学年ではあまり使っている人がおらず、参考になる意見が少ないのですが、
特徴としては
何人かの先生がおりそれぞれが担当科目を持っています。
病態理解の講義が詳しくわかりやすいとの定評があります。
また、テキストに余白が多いので自分で調べたことを書き足しやすいです。
ただ、メック自体はかなり前からあるためどうしても古さを感じさせてしまう仕様があったりするらしいです。
講師の方が結構Twitterを盛んにしている人がいるらしくあまり良い噂を聞かないのが残念です。
①〜③まで紹介してきましたが、
正直自分に合うものならどれでも同じだと思います。
一度無料体験動画などを視聴して決めてみるのが良いかと思います。
Qアシとmedu4を併用してQアシでわかりにくいところはmedu4を使う見たいなことしている人もいますが、
まあその人次第です。
(そこまでお金かける必要あるか疑問です。)暗記・復習用ツール
・レビューブック(メディックメディア)
メジャー、マイナー、産婦小児、公衆衛生と分かれており、
分野ごとに苦手なところだけ使っている人も散見されます。
赤シートで隠して使えるのが良いところです。
英単語帳のノリで覚えたい人にはもってこいかと。(笑)
まあ正直動画見てるならオーバーキルですね。実際使っている人はあんまり見てないです。
さらに、いろいろなツールがありますが、
まずここまで情報収集している人なら聞いたことはあるかもしれませんが、暗記を助けるためのオンラインツール的なものをご存知ですか?
そう、Ankiです。
Ankiとは
先ほど述べた通り、
暗記を手助けしてくれるオンラインサービス的なものです。
(PCでは無料、端末版は有料アプリ)
どのような仕組みかというと、
自分で問題デッキを作り、
それを解いたら自動的に次に解く日を計算してくれて
実際その日になったら出題してくれる
という感じです。
簡単にいうとこんな感じですね。
エビングハウスの忘却曲線というものを聞いたことがあると思いますが、
それに則って強制的に周期的に復習させてくる
というシステムです(笑)
いうのは簡単ですが、実際デッキを作って色々設定したり、
問題を打ち込んだりするのが結構大変で
慣れないと時間ばかり食っていしまいます。
筆者自身はCBTの時は使ってなかったし、
国試に向けて使おうか決めかねているところなので
紹介できるほど操作をマスターできていません。
ですのでAnkiについてかなり有益なツイートをしてくれている過去の先輩もいらっしゃいますのでそちらをご参考してください。
(将来的にはもしかしたらその記事を執筆するかもしれません)
結論、AnkiはCBTにはどっちでもいい
もっと「言えば必要ない!」
です。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
CBTの教材はいろいろありますが、
周りと同じことをやっていれば間違いはありません。
というかこれが一番大事です。
医学部の勉強は変わったことをやっていると大体落ちます。
CBTは普通にQBやって病態理解していれば高得点取れます。
ただ、やり方を間違えると何を使っていても点伸びない!(泣)
筆者はやり方を間違えていたせいでかなり失敗をしました。
これについては次の記事にして書きます。
この失敗例をぜひ反面教師にしてほしいです(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?