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第二教室の猫について。

峠工房と言えば

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ですが、第二教室にも猫との関わりがあります。

遡ること2020年9月の終わり頃。
換気のために窓を開けていて、ふと地面を見ると

小さな白い毛玉

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が落ちていました。

猫だぁ〜!

これは私がこの世で一番

見てはいけないもの。

なぜなら

可愛がりたくなっちゃうから

です。
時すでに遅し。
近所のドラッグストアにカリカリを買いに行きあげてしまいました。
すると…

6匹に増えてる〜?!

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そのうち1匹は時たま見かけている野良猫でした。
その野良猫が5匹の子を産んだというわけです。
落ちてる猫に餌をやったら

責任を取らねばなりません。

すなわち、

小さな毛玉たち5匹の保護と里親探し

そして

親の野良猫の去勢

です。
こうして

峠工房第二教室と猫

との縁が始まりました。
既に2ヶ月くらい経っていた子猫たちは簡単に保護できるものではなく、その時は1匹だけしか保護できませんでしたが、峠工房を利用する子のお母さんにもご協力いただき、無事に里子に出しました。

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とにかく親を去勢せねば…

と思いましたが、相手は野良猫。
簡単に懐くことはありません。
姿も見せたり見せなかったり。とにかく来た時には餌やりをして距離を縮めていました。
頻繁に姿を見せるようになり、

隠し撮り

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せずとも写真が撮れるくらいに距離も縮み、ふっくらとして可愛らしくなったな〜と思っていたら

ふっくらしてるのはお腹に子がいたから

と判明。
そしてまたも

5匹。

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連続しての出産は

猫には命に関わる負担

です。
どうしたものか?と頭を悩ませながら

猫を尾行する日々。

ところがある時から猫たちはご近所の一軒の庭によくいるようになり、あまり餌を食べに来なくなりました。
その家が飼うことになったのかな?と考え、尾行をやめました。
その後は親は餌を食べに来てて、私が見てても餌を食べるようになりました。

ここまで来たら行ける!

と思ったのも束の間。
またしばらく姿を見ることがなくなり、次に現れた時には

またお腹が大きくなってる。

しかしこれはチャンスでは?
親御と保護してうちで産ませてそのまま病院に連れて行こう!と話し合いました。
いざ決行の日。

餌の入ったケージの脇で

忍びの如くに気配を消してる

スタッフのそうくん。
猫が現れ、

千載一遇のチャンス!

しかし

ここで不意の来客が!

猫は逃げてしまい、3日後、すっきりとしたお腹で餌を食べに来ました。
今親猫を保護したら

子猫が死ぬ。

ほぞを噛んでいた私たちですが、ふとしたきっかけで

子猫を1匹保護

しました。
台風が近づいてきた前日、

黒い毛玉

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が歩道に落ちていたのです。
台風に備え、第二教室の庭に避難しようと子を連れてきたときに運悪く人が来てしまい1匹回収できなかったのでしょう。

そうくんが保護して第二教室に泊まり込み、甲斐甲斐しく世話をした結果、猫は元気になり、子どもたちとも仲良くなり、利用者の子の身内の方が里親になってくれました。
残りの3匹をどう保護しようかと様子を見ていたのですが、ある時から

今の子猫たちの異父姉妹達

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も餌を食べに来るようになりました。
これはもしや

親猫弱っているのかしら?

特に美人で利発そうな三毛猫がよく一緒にいます。
この子は人を恐れることもなく、割と

図々しく餌を催促

してきます。
その日も三毛猫が呼ぶので餌を持っていくと

見慣れない毛玉

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がぴゃーぴゃー言ってうろうろしています。
送迎に出ているそうくんの戻りを待ち、すったもんだのすえ保護しました。

この時不思議だったのは、三毛猫がゆっくりと瞬きをしながら静観していたこと。

まるで

この子の面倒みてくれませんか?

と言わんばかりに…。

あと2匹保護したら親猫を保護できます。
半年近くが経ち、人に慣れるかわかりませんが、できれば異父姉妹たちも保護してなんとかしたい。
保護猫団体ではないど素人集団がやっていることですからプロの人から見たら

不手際の塊

だと思います。
プロの方のように多くの猫を幸せにすることは当然できません。
でも

目の前にある命を放って置けない

気持ちは捨てられないのです。


サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。