朝食バイキングのように選べたら。

私はホテルの朝食バイキングが好きです。
和洋中、ジャンルを問わず、好きな組み合わせで食べ放題。

納豆をパンで挟んで食べてもいい!

各地のご当地料理もあったりするので、その地域の良さも伝わります。

ショッピングモールも好きです。
ジャンルを問わない色々なお店が集まってて、値段や好み、その日の気分で、好きな服やおもちゃ、本、CD、なんでも揃っていて選ぶことができます。

好きなものや必要なものを自由に選ぶ。

食べ物を食べる時、服を買う時、おもちゃを買う時、本やCDを買う時、好きなものや必要なものをたくさんの物の中から選べるのに

何で福祉事業はそれができないんだろう?

福祉事業と一口にいっても色々な業態の、色々なものがあります。

法人だけあげても、社会福祉法人、特定非営利活動法人(NPO)、株式会社などなど様々な企業形態が福祉事業をやっています。
個人で発達障害の子に向けた塾や居場所提供をやっていたり、親御さん達の憩いの場を提供していたり、ダンスを教えていたりしている方もいます。
事業内容も幅が広く、放課後等デイ、移動支援、相談支援、就労支援などの行政から指定を受けているものもあれば、発達障害の子も受け入れている絵画教室やスイミングなどの習い事、不登校の子の居場所や児童の居場所などの支援療育。


種類も業態もとても多い。

峠工房も、1969年の設立からずっと障害支援、児童支援を中心とした自主事業をやっています。

そして、2016年に初めて指定障害福祉事業というものに参入しました。
指定障害福祉事業に参入してから、役所に行けば峠工房の連絡先が分かってもらえるようになり、自主事業だけの時には

隠れ家的障害支援施設

と言われていた峠工房も問い合わせが少しは多くなりました。

その違いはなんなのか?


それは、指定事業を始めたことで役所などで存在を知ってもらえるようになったからです。
知ってもらったことで、峠工房のような理念や方針を求めていた人と繋がり、結果として成長してる子どもたちがいます。

探しやすく、見つけやすくなれるところがあれば、成長できる子どもたちを増やせる。

それは峠工房だけに言えることではなく、すべての福祉事業をやっている方に言えることだと思います。
でも、自主事業も指定福祉事業も法人も個人も全部ひっくるめた、そう、朝食バイキングのような、フードコートのような、ショッピングモールのような、

色んな種類の色んな提供者から自由に合うものを選ぶ場所

そういうものが福祉事業にはないと思うのです。

だから

作りたいな

と思います。

自主事業も指定事業も法人も個人も垣根なく情報を発信できるSNS。

そうしてたくさん集まった情報から

自分の求める支援や療育を探せる。

そういうものをやりたい、

やろう!

と思って、最近動き始めています。

サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。