第一作目『星月夜』 この作品は“星が輝いている”というお話ではなく、“月が見えない”というように、ないものに目を向ける主人公のお話です。 本を読まない私が初めて書いた作品で、拙い点が多くあると思いますが、私の成長の過程も含めて楽しんでいただけましたら嬉しいです(*´꒳`*)💕
はじめまして(*^^*) ♪ 桃藤文夢(とうどうふゆめ)です💗 私の作品は夢世界で生きる夢世界の住人達のお話です。 どの作品もたっぷりと愛を込めて作っています。 たくさん愛してください(*´꒳`*)💕
突然教室に響いた大きな音に顔を上げると、教室中の視線の先にミルクティー色のふわふわの髪の毛の男子生徒が大きく目を開き、今扉を開けましたよ感満載で立っている。 何だ、あの人が勢いよく扉を開けただけか。 なんて騒がしい人なんだ、ああいう人とは絶対に関わりたくないものだね。 もう一度机に顔を伏せようとするとその男子生徒が周りの生徒を器用に避けながら私の前まで来る。 「おはよう!りんちゃん!やっと会えたな!」 ……は? りんちゃん?やっと会えたな? 私どこかでこの人と会
「はぁ、めんどくさい。」 そう女子高生らしからぬ溜息を吐いている私の名前は夜乃煌鈴。 ここ半年くらい引きこもり不登校のちょっとだけ面倒くさがりな高校2年生。 そんな私は今、白色のブラウスに青色のネクタイを巻き、紺色のカーディガンとブレザー、ソックス、チェック柄のスカートに黒色のローファーを履いて、4月のまだ冷たい風に吹かれながら帝零高校を目指し歩いている。 あー!あの最悪担任!思い出しただけで腹が立ってきたぁー! 昨日の夜いきなり担任と名乗る男から電話がかかってきた