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2023年を振り返る ~音楽編~

まえがき

皆さんこんにちは、Toudaiji です。

今年もいよいよ残り数日、クリスマスが終わった数秒後にはもう年末年始のあーだこーだなセールが目いっぱいに並び、そんなに予定が詰まってなくてもめちゃくちゃ忙しい感じを味わえる時期になりました。

この記事の初版

とかいう書き出しだったんですけど、先延ばし癖が大量誘発して今は大晦日です。数日どころか数時間ですね。RTA再びです。

僕はついこないだまで仕事がすっごく忙しかったんですけど、無事山場は越えたので今はゆったりといろんなゲームを遊んでおります。主にMtGとPoEです。数十divの貯金をどう崩していくかが目下の悩みどころ。

で、仕事が忙しかったせいもあったり、今年から本格的に紙のカードゲームを遊び始めたりと、外に出る時間が増えたわけですよ。
基本的にお外に出るときは YoutubeMusic の自作プレイリストやアルバムを適当に見繕ってBGMとして聞きながら移動するんですが、その YoutubeMusic くんから年末のお手紙が届きまして。

色々見切れて出力されるのどうにもできんかった

こういった感じの、最近のサービスでよく見るようになった一年のまとめみたいなやつですね。
2023年に聞いた回数TOP100っぽいプレイリストもおまけに付いてきているので、こんなの聞いてたねと思い出すのにちょうどよい。

世間の流行からぽっかり外れてる曲たちが並んでて流石に面白かったので、一年を振り返る意味でもちょうどいいやと思い立って書いているのがこの記事です。

主にHIPHOPやらゲーム音楽やらが並んでいるので、そういう音楽が好きな方は知ってる音楽が多いかも。


Miliを聞けと、Project Moonは言っていた

いまからの話をするにはまず Project Moonとの出会いから書かないといけないので、ちょっと昔話から入ります。2023年より前のお話。

最初の出会いは Lobotomy Corporationからでした。
今でいう「レガシー版」だった頃にちょっと遊んだくらいで、そこから年単位で放置していました。
ニコニコ動画のプレイ動画を久しぶりに見たら別ゲーになっててびっくりした記憶がありますね。
もう一回遊んでみたんですけど、完全クリアまでは到達できず。主にPCスペックの壁にやられちゃいました。
なのでろぼとみは実質エアプです、クリアまでのプレイ動画は見ちゃいました。

で、ストーリーよかったねーってなったころに続編のアナウンスやらティザーやらが流れてきまして。それが後述する Library Of Ruinaというわけです。

こういうゲームでストーリーが地続きになった続編が発表されるのがちょっと珍しかったので、かなり期待しつつアーリーアクセスを迎えます。

そしたらね、歌付きのオープニングがあったんですよ。

String Theocracy

よくない?すごくよい。

前作既プレイからするともちろん映像もサービスたっぷりで嬉しいのですが、シンプルに曲がよい。すごくよい。
聞いたことのある歌声だなぁと思って調べたところ、僕はどうやらゴブリンスレイヤーのOPを聞いたことがあるらしい。
ということで、この曲が ProjectMoon × Mili と僕との最初の出会いでした。

(2023 Recap 12位)

初めて出会ったボス曲

アーリー期間中、隔週くらいの頻度でアップデートが行われていたこのゲーム。
アップデートごとに会話シーン付きのステージが追加されていくため、漫画の連載を心待ちにするような気持ちで遊んでおりました。

ある週に実装されたステージにて、なんと Miliが再登場します。

(2023 Recap 86位)

ストーリーとかステージ詳細とかはちょっと省くんですけど、いわゆるボス戦のステージで唐突に流れ出す Miliにはさすがにびっくり。
オープニングだけの依頼かと思ったら、そんなにコンスタントに発注してるんだ!となりました。
で、この段階のこのボスで音楽が用意されているということは、今後のボス戦もきっと用意されているだろうと。

されてるんですねぇ。

(2023 Recap 87位)

二つ目の専用曲。
音楽とボスの雰囲気が完璧に合っている。すごい仕事をしはる。
この曲にたどり着くまでが長かったんですが、感動しましたよね。そしてシンプルに難しかった記憶。

だいたいこのボスまでがアーリーアクセス中に戦ったところです。
アプデが長引いたり、システムが変わったり、他ゲーが来たりでなかなか遊べる機会がなく、気が付いたら2023年を迎えていました。
とっくの昔に正式リリースはされていたんですけど、なかなか手を出せずにいたわけですね。
さて、ここにとあるゲームがリリースされます。

Limbus Company の襲来

なんと、Library Of Ruinaからストーリーが続くソシャゲ、Limbus Companyが2023年の2月にリリースされました。されてしまいました。

(2023 Recap 36位)

トレーラー曲、Miliじゃん!

というわけで、リリースと同時に始めちゃいまして。
いやー普通にストーリーがめちゃくちゃいい。あと絵もいい。素晴らしいねぇと進めて、さて実装中の最後のステージだ、と意気込んで戦うわけですよ。

(2023 Recap 2位)

こっちのボス曲も Miliかい!!!
って突っ込んじゃった。もうお得意様やね。

そもそもこのステージ、キャラと曲が刺さりすぎちゃいました。
あーえっちえっち、だめだねーこれねーって言いながら遊んでた。

さてさて、Limbusの実装分は全部クリアしちゃって、次のアップデートは1~2か月くらい後。
となると、じゃあやることは一つですね。
この間に Ruinaを終わらせちゃおうと決心したわけです。

未だ見なかったボスたち、そしてエンディング

(2023 Recap 5位)

みっつめのボス曲。
ファンの中でも人気上位に入るんじゃないかな、そんな曲とキャラです。
実際僕も年内5位に入るくらいには聞きました。

ステージもしっかり高難易度だったんですが、初見でクリアしたのは自慢です。どやがお。
余談ですが、白いプリケツがなぞの踊りを披露してくれるMVは必見です。

かわいいけどなにこれ?

(2023 Recap 4位)

よっつめのボス曲。
このボスキャラ、かわいくて好きなんですよ。
ボスになる羽目になっちゃった。かわいそう。かわいいね。

物語の舞台となる「都市」がどーたらという曲なんですけど、雰囲気が大好きなんですよね。
これを聞きながら大都市の人混みを分けて通勤すると気分は歯車。

(2023 Recap 1位)

2023年堂々一位の曲。

このステージの感想を書こうとするともうゲーム全体の感想になっちゃうので今度別記事で書くと思うんですけど、ほんとによかった。
なにがどうだから、とは言わないんですけどね。
ピアノがいいよね、ピアノが。

(2023 Recap 3位)

そしてエンディング曲ですね。
これもねー、全部がいい。だいすき。

とりあえずRecapに乗ってる曲だけ抜きだそ、と思って抜き出したんですけど、全部Recapに乗ってました。
ボスじゃない曲とかもいっぱい聞いたんですけど、OSTで直で聞いていたので乗ってなかった。
そういうのも含め、今年一番聞いた音楽群ですね。

Library Of Ruinaはねー、手放しで勧めづらいんですよ。
前作を頑張った人のためのご褒美ゲームに感覚が近い。
でもね、それを踏まえても勧めたい。ほんとにいいゲームだったから。
ロボトミも、ルイナも、そしてリンバスも、全部やりましょう。

さて、今年デビューの期待の新人枠は Project Moon × Mili で異論はありません。厳密には古い曲もあるけどね。
けど、もちろんそれだけを聞き続けた2023年ではありませんでした。

先代から継ぎ足し続けられた秘伝のプレイリスト

もともと音楽を聴きながら移動するのが好きな僕。
そんな僕が好きな曲だけ集めたプレイリストがあれば最高だよねーと思い立って作った、秘伝のプレイリストが存在します。

継ぎ足し続けているのでたまに聞けない曲もありますが、ここにあるのは全部好きな曲。
と言ってももちろん、この中にも好きな順番は存在しているわけで。
秘伝の中でも選りすぐりのお気に入り曲を、2023 Recap は抽出してくれていました。

思い出の洋楽HIPHOPたち

兄からいろいろな趣味の影響を受けて育った僕は、もちろん音楽の趣味も影響されています。

小学校とか中学校とか、人格が形成される思春期にいっぱい聞かされた思い出の曲たちは、2023年になってもランキングに名前を連ねていました。

(2023 Recap 14位)

まず名前が挙がるのはみなさんご存じ Eminemでした。
「何でも教えてくれるEminemさん」でご存じ Lose Your Selfやら、早口ラップと言えばの Rap Godやらも好きなんですけど、実はこの 8 MIleが1-2を争うくらい好きなんですよね。
シンプルなトラックをずーっとずっと繰り返している曲なんですけど、まったく飽きない。

洋楽って、歌詞がわからないじゃないですか。その分、歌声が楽器のように聞こえるんですよ。
その楽器のリズムとかがね、すごく心地よい。
そういうところがたぶん、洋楽が好きな理由なんだと思っています。
でも邦楽ラップもいいんですよ?後で紹介しますけどね。

(2023 recap 9位)

そんな Eminemと、(兄貴が好きな/僕が嫌いな) Lil Wayneが一緒に歌っている曲があります。いや、別に嫌いではないんですけどもね、僕はいっつも火星人って言ってます。

この曲が9位にランクインしてるのは、なんででしょうね。なんでだろ?本当にわからない。
でもめちゃくちゃ好きではあります。Eminemパートのカッコよさがすごくてすごい。

この辺りは思い出の曲として、懐かしさも込みで聞いていた分のランキングかな?
で、洋楽HIPHOPで抜き出したときに、どう見ても異質なランキングの入り方をしている曲、いや、アーティストがいるわけです。

一番好きなアーティスト「Tech N9ne」

それが、Tech N9neというアーティスト。

日本での知名度はたぶんめちゃくちゃ低いです。
ネットでもリアルでも、この人知ってる!って言ってる人ほんとに見たことがないです。知ってたらDMとかリプライで教えてください。

この人を知ったきっかけも兄貴の教えから。
高校くらいかな?だいたいそのころには、「早口でテクニックのあるHIPHOP」が好きだというアイデンティティを確立していまして。
そんな僕に教えてもらえた原初の曲があります。2023 Recapには入っていないんですけど、例外的に紹介させてください。

最後の客演として、30秒とか1分とか、そのくらいの短い時間だけ歌っている人なんですけど。
この曲で、この人に一目ぼれしました。
バイトとかも始めたりして、初めて音楽アルバムを買っちゃったりもして、本当に恋のようでした。というか今でも恋してます。

で、その時に買ったアルバムの一つが Ever Readyというやつでして。

このアルバムは、今でも人生のアルバムランキング一位を譲っていません。
心からの思い出のアルバムです。

というわけで、このアルバムや、それ以外からも Tech N9neの曲が大量にランクインしております。

(2023 Recap 6位)

Everreadyの実質の一曲目であり、至高の一曲です。原点にして頂点というヤツ。

ここにきてちょっとした伏線改修。
なんと、Tech N9neと Eminemがコラボしちゃいました。
他の曲と比べても相当狂っているスピード感があります。舌噛んでないかなって不安になっちゃう。

と、ここまで洋楽のHIPHOPばっかり紹介していますが、別に邦楽が嫌いというわけではありません。数こそ洋楽に劣るものの、好きな度合いは負けない曲も多々あります。

古今東西の邦楽HIPHOP

洋楽HIPHOPでは「言語が聞き取れないことを逆手に取った早口とリズム感」が好きな要素ですが、ではこと邦楽に関してはどうでしょう。歌詞が聞き取れちゃいますね。

僕が好きな邦楽HIPHOPの要素の一つに、「韻の硬さとわかりやすさ」があります。
一歩違えばダジャレ扱いされそうなくらいのコテコテな韻を踏んでいるような曲が大好きなんですよね。

そんな曲もいくつかランクインしていました。

(2023 Recap 24位)

韻の硬さで有名な ICE BAHNですね。
最近のサブカルに明るい方なら、ヒプノシスマイクの横浜ディヴィジョン、HUNTING CHARMの人たちと言えば伝わるかも。

(2023 Recap 66位)

カッチカチでしょ、この韻。
こういうわかりやすいのが大好きというわけです。

(2023 Recap 26位)

後はこの人、ZORN。(それとKREVA
これもわかりやすいですね。R-指定さんがおっしゃっていましたが、韻の飛距離という概念がすごくしっくりきました。
日常と非日常を韻で繋げる感じがすごく上手。

(2023 Recap 11位)

これもZORNのパートが好きです。
「俺は葛飾のリヴァイ兵長」につなげるのはもう天才でしょうが。
でも実は般若の「一言いう。起きろ、二度殺す」のところも好き。ヴルァ!

で、ここまで韻の人を挙げていきましたが、もちろん邦楽にもリズムや雰囲気が好きなHIPHOPがあります。

(2023 Recap 32位)

(2023 Recap 39位)

それがこの BRON-K。
終始しっかりした日本語なんですけど、僕はなぜかすごく、日本語離れした雰囲気を感じるんですよね。もちろん誉め言葉です。
なんというか、日本語でこんな雰囲気の歌が歌えるんだなぁ、というよくわからない感想。感情の整理がつかない一曲ということです。

(2023 Recap 37位)

あとは思い出補正込みの RIP SLYMEの音楽。
昔めっちゃ聞いてたなぁと思って久しぶりに聞くと、なーんか何にも色あせていない。当時のままの感覚で聞けるのが不思議です。感性が育っていないだけなのか?

なんぼか抜き出しましたが、基本的に Recapおよび秘伝のプレイリストに入っているHIPHOPは全部好きです。
よかったら時間のある時にでもゆっくり聞いてみてください。

で、こいつHIPHOPに偏ってるなと思われそうなので、ちょっと別ベクトルで好きというか、体を構成している曲たちも紹介します。

ジョジョの奇妙な音楽集

僕が「二番目に好きな漫画」は、ジョジョの奇妙な冒険です。
一位はちょっと譲れない作品があるんですけど、人生のかなりの割合を占めているのがジョジョですね。

ジョジョを知っている人なら知っているんですけど、実はスタンド名とか登場人物名とか、その他いろいろな元ネタに洋楽が使われているというお話があります。

僕が洋楽をよく聞くようになったのはジョジョのおかげといっても過言ではなく、例にもれずに元ネタの音楽集を自分で作って聞いていたりするわけです。

とりあえず思いつく分の元ネタを埋めたプレイリストは移動中にシャッフルして聞くのにちょうどよく、今年もよく使いました。

その中でもいくつかを抜粋するとすれば……。

(2023 Recap 7位)

まずはジョジョとしては外せない一曲。
3部のラストシーン、ジョセフがウォークマンで聞いていた曲ですね。

歌詞も「帰って来いよ、ジョジョ」というもので、僕の中ではテーマ曲みたいな存在になっています。いいよね、ビートルズ。

(2023 Recap 41位)

これは6部より、ラスボスのスタンド「ステアウェイ・トゥ・ヘヴン」より。

そんな名前のスタンドはご存じないですか?うっそだー!だってジャンプではこの名前だったじゃん!

(2023 Recap 19位)

7部より、「ウェカピポ」の元ネタ、ウェカピポです。アーラアーラナミタツ。

(2023 Recap 28位)

モンスターハウスだ!


あとがき

というわけで、今年聞いたうち、いくつかのジャンルおよび曲を抜粋しました。
こう振り返ってみると、なんというか、手心加えずに言うと、すごく、その、新しいものがないなぁ、と思いまして。

でもまあ、懐かしい曲を聴くのはよいものです。
ちゃんと新しい出会いもありましたしね。いいことだ。

以上で今年の音楽の振り返りはおしまい。
この曲がよかったよ、とかあれば気軽にコメントください。ここでもツイッターでも受け付けておりますので。

ついに年が変わりますが、遊んだゲームについても振り返ってみたいですね。


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