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国体の七不思議

毎年開催されている国民体育大会、略して「国体」ですが、第1回はなんと終戦翌年からなんですね。と、言っても、戦前は明治神宮競技大会として行われており、昭和21年から国民体育大会として引き継がれたようです。

その国体で僕自身不思議に思っていることがあります。
それは、天皇杯皇后杯共に開催県が1位つまり、優勝するケースが非常に多いことです。

そもそも天皇杯、皇后杯とは何ぞや?と言いますと
国民体育大会天皇杯・皇后杯授与規程の第1条にこう記されています。 

「天皇杯は、男女総合成績第 1 位の都道府県、皇后杯は、女子総合成績第 1 位 の都道府県に授与する。」

男子だけの順位付けはなく、「男女総合」と「女子」の二つのカテゴリーに分けて競う形になっているようです。

 開催県が優勝するケースは、単独都道府県で開催されるようになった昭和30年の第10回大会以降(平成5年第48回大会を除く)、令和元年の第74回大会までの間で実に48回に上ります。
(下に関連リンク貼ってます。)

それ以外での開催県以外で優勝したケースは、大阪が1回ありますが、残りは全て東京が優勝しています。東京は人材が豊富ですから、当たり前と言えば当たり前かもしれません。

開催県が優勝するのは、諸説あります。
一つは、開催する県が、各種競技のそれぞれの国内トップレベルの選手に声を掛け、国体が開かれる1年前くらいから終わるまで、開催地に住民票を移させ、そこの出身者として出場させる。という事があるようです。
(真実味は分かりませんが・・・)

オリンピックにおいても、地元開催での成績をピークにもってくるように標準を絞り、何年も前から強化対策をやるようですが、国体も規模が小さいとは言え、何らかの対策はするようですね。地元開催の意地というものなのでしょうか。

因みに2024年の佐賀大会から「国民スポーツ大会」略して「国スポ」に改称されるそうです。「国スポ」「東スポ」・・・・・何だかよく分からなくなってきました。
東スポ・・・いえ、国体は一昨年、昨年と2年連続中止となりましたが、今年の開催地は栃木県です。今年こそは無事に開催されることを望みます。



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