”エグゼクティブ”って誰のこと?[20240529]
昨日は、蛇足(!?)で弊社のエグゼクティブアドバイザリーサービスの話をした。
少しだけ続きを。
エグゼクティブって誰のことですかと尋ねられることが少なく無い。
役職ではない、と弊社では考えている。
自社・自組織の為に「意志決定をする」方々をエグゼクティブと捉えたい。
単なる意志決定だと、どんな人であっても必ず何らかの意志決定をしながら生活をしているので、そこまでは手がまわらないし、経営という視点からはずれてしまうかもしれない。
自社・自組織の為の意志決定となると「戦略的意志決定」が必要になるのでエグゼクティブと呼んでも間違いはないだろう。
エグゼクティブの意志決定には「結果」がついて回る。
その結果は意志決定の良し悪しを比較するものでは無い。
例えばA案、B案と選択肢があってA案を選んだことによる結果を得ることが出来たとしても、B案でどうなったかは分からないから比較して意志決定の精度について優劣をつけることは出来ない。
しかし、リファレンスするものが戦略目標達成の為で、意志決定行為により如何にその目的に沿うことが出来たかで優劣を決めることが出来る。
弊社のエグゼクティブアドバイザリーサービスは、エグゼクティブ職の方が「戦略的意志決定」をされる際に真価を発揮する。
月間2.5時間。これは、月間のブリーフィング時間の下限である。
必要ならば上限(例えば3時間とか4時間とか)を定めるつもりは無い。
約束事項として2.5時間は最低限、あなたの為に時間を確保しますねということ。
逆に、時間を確保してくださいね、ということだ。
それ以外にもインクワイアリサービスだったり、ネットワーキングアレンジサービスだったりが付帯する。
いずれも契約期間中無制限で対応している。
昔々、ほぼ同じ内容のサービスを某大手金融機関のCIO(常務執行役員)が契約され、私がサービスデリバリー担当だったことがある。
そのCIOさんが退職されるまでサービス提供は何年も継続していただいた。
ある日、そのCIOは、こんなことをおっしゃった。
「あなたが、ここに来て私の時間を確保してくれるのは本当に有り難いのだよ。あなたに価値があるとか褒めているのでは無くてね(笑)」
「普段の執務と言えば『意志決定を迫る書類に目を通してハンコを押す』若しくは『会議に出席して意見を求められる』の繰り返しなのだよ」
「私がしっかりと考える時間が取れないのだよね。でも、あなたが私にアポを取ってくれて確保してくれた時間だけは、私の時間で、私が考える時間なのだよ。そういう意味で感謝しているよ」
日頃、忙しくて時間が取れないと言うエグゼクティブにこそ、弊社のサービスをご利用いただきたい。
先日は、とある企業の社長と「チームラボ・プラネッツ(豊洲)」に行ってきた。
また、別の方とは「千客万来(豊洲市場)」に行って食べて飲んだりもした。
遊びに行った話なんかどうでも良いよ!と言うなかれ。
出掛ける(体験する)のきっかけはとても大事だ。
そこで何を感じるのか、何も感じないで遊ぶだけでも良いが、必ず何か学びがある筈だ。
今日、千客万来にご一緒した社長から、友人の会社(上場企業)の見学に一緒に行こうとお誘いがあった。
意志決定に迫られるエグゼクティブは、意外に孤独なものだ。
だからこそ、いろいろな切り口でご一緒させていただくのである。
合同会社タッチコア 小西一有
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