見出し画像

休日に想うーやはり寄らば大樹なのか[20240204]

友人は大企業を退職し、小さな小さな会社を経営している。

しかし、なかなか思ったように仕事が取れないと言う。(わたしのようだ…)

彼に聞いてみた

「何故、名だたる大企業を飛び出したのか!?」

「少しだけ、少しだけ良い暮らしをしたかったのだよ」

良い暮らし!? 

どう考えても彼の属していた大企業の方が収入はよっぽど大きかろう。

福利厚生にしても、十分だったのではないか。

それ以上に良い暮らしとは、何を想定していたのか気になった。

「少しだけ良い暮らしとはどんなものなのか?」

彼は少し遠い目をして(メッセンジャーで話していたので想像だが)言った。

「会社の都合が主体のサービスではなく、自分の信じる顧客サービスをしたかったのだよ」

なるほど…。

そう説明されると、何となくわたしの思いと似ているような気がした。

わたしは、社会に出て最初に属した大企業を強制的に追い出された。

それからというもの『追い出され気質』とでもいうのか、大企業に属するも、次々に思いを抱いて飛び出してきた。

良きも悪きも…だが。

同志のような気持ちになったが、最後に彼は笑って言った。

「しかし、結局、貧しい暮らしをする羽目になっているよ。大企業のブランドにはかなわないな」

肩を抱いて、語り合いたい気持ちになった。

合同会社タッチコア 小西一有

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?