H.C.第一話「用心棒」
A さぁ大歓声の中、選手が入場して参ります。
1枠1番 単勝11番人気 風真いろは さんの姿が見えて参りまし
た。
風 今日は負けないでござるよ。頭脳より弱く遅い用心棒など御免被るで
ござるよ。
春 holo-xの用心棒が予選の雪辱を果たせるか
オープニング 常夜リペイント/holo-x
風 今日は、オリジナルのゴム底の足袋にしたでござ
る。これで一縷の憂いも無いでござるよ
春 中山レース場 芝1,600m 天候は晴れ、馬場状
態は良。
実況は私、春先のどか。解説にはAちゃんことス
タッフA子さんに来ていただきました。A子さん
宜しくお願いします。
A 宜しくお願いします。のどかちゃん、緊張してそ
うですね?大丈夫ですか?
春 はい、緊張してます。昨夜も寝付けませんでした
A そんなに緊張しなくて平気ですよ。残業代も弁当
も出ませんから、リラックスしてサクッと終わら
せましょう。
春 え?何も出ないんですか?それにサクッとと言わ
れましてもレース実況ですし
A まぁそうなんですけど。収録ですし、気にせず巻
いていきましょう。
春 はい!気が楽に成りました。改めて宜しくお願い
します。
A 宜しくお願いします。
春 第1レース holo-xカップ、出走メンバーをご紹介
して参ります。
1枠1番 博衣こより holo-xの頭脳 本日は、
どの様な作戦を用意して来てるのか期待が高まり
ます。
A えぇ ピンクの頭脳ですね。作戦と言うよりコヨ
-テですので普通に走っても速いと思いますよ。
博 このレース2着迄が予選通過ライン、ならば、ル
イ姉を無視して後ろからレースを運ぶ。三人に勝
てれば、それで良い。「こんこよぉー」
春 2枠2番 沙花叉クロヱ holo-xの掃除屋。水中
なら間違いなくhololive No.1でしょう。芝の上で
のレース、彼女の走りに注目してみたいです。
A 陸に上がった河童ならぬシャチに成らなければ良
いと思います。
沙 「ばっくばくばく~ん」
春 続きまして3枠3番 鷹嶺ルイ 女幹部。全てに
於いて非凡な才能を見せる彼女、走りの面では、
どの様な才能を見せてくれるのか楽しみです。
A 単勝1番人気、鷹ですのでスピードは持ってると
思います。
鷹 こよの作戦が予測出来ない以上前だけを見る。
己に勝てれば負ける筈がない。
春 続いて4枠4番 ラプラス・ダークネス holo-x
総帥。このメンバーの中で一番謎の多い選手です
ね。
A はい、調教にも一度も来てませんでした。
春 余裕なんでしょうか
A 気が向かなかっただけだと思います。
La 「吾輩、、」お腹空いたぁ、皆、ご飯食べたのぉ?
春 最後に5枠5番 風真いろは holo-xの用心棒
何でも作ってしまう、持っている、頼られる面も
多いと聞いてます。
A えぇ、ヒモも作りました。
猫 へ・・・
角 ミュート助からない
A このメンバーの中で、どうやって人の域を超えて
来るか創意工夫が必要に成ってくるのでは、ない
でしょうか?
ゲートに順番に入っていきます。
ロボ 「棒が人の域を超えるとか、、、難しくない?
大空 「え?用心棒を何だと思ってるの?」
ロボ 「マッチ棒とか楊枝とかの棒でしょ?」
みこ 「にぇ、お侍さんがいつも噛んでる棒だよにぇ?」
ロボ 「そう、それ!流石エリートみこち!!」
大空 「じゃぁ、、そらちゃんやすいちゃん、Azkiちゃん
は、何に見えるの?」
ロボ 「人の域を超えた化け物、、、」
みこ 「にぇ、ロボちは、人の域を超えたロボットだもん
にぇ。みこは、もちろんエリート巫女だにぇ」
大空 「あぁ、、人が居なくなった、、、」
紫 「あっ、、、ちょっと、、行ってきます」
Az 「こんあずきぃ、右手にマイク、左手に地図、貴方
の心にゼロゲッサー、化物のあずきです」
湊 「あ、、あて、、あてぃし、、」
星 「あくたんは、何も言ってないよね?いつも可愛い
よ」
百鬼 「皆、、居なくなる余、、、」
癒月 「ガチィ?、、、」斧持ってる、、、見てないけど
背後のプレッシャー、、、
そら 「ろぼち、みこち、引き戸に斜めにしてつっかえ棒
にする棒を用心棒と言って、家財や人を守る人も転
じて用心棒と言われるように成ったのよ」
みこ 「やっぱり棒が転生したんだにぇ、、、」
白上 「あっちは何やら賑やかで、、」
夏色 「わっしょーい」
アキ 「注目度の高い最初のレースって事ですね」
春 あぁっと どうした事でしょうか?全員ゲートの
外に出て来ました。
A いろはちゃんが頭を下げてますね。
エンディング いろはすてっぷ!/風真いろは
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