TOUCAプログラム、柳川、御花の3ヶ月の振り
旅に出て200日が経ちました。
毎日1投稿しているインスタグラムは今となっては日記のような役割を果たし、毎日が濃密すぎて薄れゆく記憶を辿るのにとても役立っています。
柳川で何したの?
柳川、御花の3ヶ月は、海士町、Entoでの3ヶ月とはまた全く違う毎日でした。ホテルでの業務内容はサービス、スチュワード、フロント、ウェディングと多岐に渡り、色んなことをちょっとずつやらせてもらった感じ。
もし、ホテルのことを全体的に経験してみたい人がいたら、とても良い環境だと思います。しかし、私の場合ホテルにいた時間はそんなに多くなくて、御花での自分を一言で言えば「イベント屋」でしょうか。
社員食堂をやってみて
ホテルでの実務研修と、イベント屋の仕事以外にやったことでいうと社員食堂があります。第1回目の食堂を終えた後にまとめたnoteがこちら。
何回もやるぞ!と意気込んだものの、結局2回しか開催できませんでした。2回目の社員食堂は御花の中ではなく、普段私たちTOUCA生が住まいにさせてもらっているゲストハウスほりわりさんにて行いました。
なぜほりわりでやったかというと、
・御花のスタッフさんにちょっとでも外に出て欲しかったから
・ほりわりのオーナーさんと関わりを持って欲しかったから
以前私は東京の設計事務所に勤務していました。都市部で働く人なら共感していただけると思いますが、仕事中の休憩時間って、「今日はどこにランチに行こうかな?」とか、「休憩時間の帰り道にコーヒーをテイクアウトしよう」とか、「近くの公園でお弁当を食べよう」とか。ちょっと外へ出るだけでも気分転換になりますよね。それに、ホテルで働いているならば近隣のお店事情や、どんな人がどんなことをやっているのか知っていた方が絶対に良い!
そこへ来て、ほりわりのオーナーのゆきさんは、私が人生で出会った中で「こんなにも面倒見の良い人はいない!!」と言い切れるくらいに、色々な面で親切にしてくれて、尚且つ柳川出身なだけあって地域の情報に精通した方でして。歩いて3分の距離にいながら、関わりが薄いのは勿体無いなと感じ、半ば無理矢理に「次の社食はほりわりでやるのでお待ちしてます。」と猛暑の中皆さんに歩いてきてもらいました。
外へ出てご飯を食べる。タイミングが合えば部署が違う人とお話をして、世間話をしたりする。そんなちょっとしたことでも、皆さんが本当に楽しそうで、そのイキイキした姿が印象的だったようで。
会社の福利厚生で月に1回くらい沖端界隈でランチを出来る仕組み
が、御花の中で生まれるかもしれないそうです。
「ホテル×地域」を考えた時に、地域の清掃活動とか祭りにホテルの人が参加するようなことも大切だと思うんです。でもそれってちょっとハードルが高い(時間的、人員的に)けれど、近所のご飯屋さんに食べに行くとか、帰り道にカフェに寄ってみる、とかそういうことでも十分なのかもしれないなと感じました。顔と名前がわかる人が働いている、というだけでも随分印象が違いますよね。
そんなちょっとしたきっかけを作り出すことができただけでも、社員食堂をやってよかったなと思っています。
どうやら何かが変わったらしい
さて、滞在中のこんなことしましたをツラツラ書いていても面白みがない訳で、そこから自分がどんな事を考え、何を感じ今後どうなっていきたいのか、という事がこのnoteのメインな訳ですが。
「どうやら何かが変わったらしい」というこれまた曖昧で抽象的な言葉が、今の自分にはしっくりきます。何かの正体は、雰囲気とかオーラとか。やりたいことがはっきりした訳ではないけれど、自分軸で思考できる感じが強くなった。
「私は○○がしたいんです。」と言うことが苦手な自分。この命を使って、絶対に成し遂げたいことは特になく、この企業、この組織でしか実現できないことというのも思いつかない。自分にやりたいことがあるとすれば、自分と関わった人の明日が今日よりもちょっと良くなったら嬉しい。とかそれくらい。
という最後にもらった言葉が心に残っている。自分にとっての当たり前が、誰かにとっての特別になることがある。自分には野望も野心もないけれど、優しさと温かさを持って誰かに寄り添うような活動をしていけたらと思う。
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