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私が社員食堂を始めたわけ

皆さん、こんにちは。

TOUCAプログラム2ターン目も早くも折り返し。暑い暑いと言っているうちに3ヶ月が過ぎてしまいそうで、ちょっと怖い。

突然ですが、先日第1回「上岡食堂」という名の、御花社員食堂をオープンしました。今回は

・なぜ食堂をやろうと思ったのか

・どのように実行したのか

・やってみての振り返りと今後の展望

をnoteにまとめたいと思います。


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1、なぜ食堂をやろうと思ったのか

「なぜ、いきなり食堂なんだ??」と思われた方も多いはず。私が食堂をやろうと思った理由は3つあります。

①スタッフさんと話をするきっかけが欲しい

これは私の引っ込み思案な性格が関係しています。相手の方がなんだか忙しそうだと、声をかけるのに躊躇する。皆さんは日常の業務で忙しいんだから、世間話で邪魔しちゃ悪い。そう思って遠慮しているうちに終わったのがEntoでの3ヶ月でした。

御花へやってきて、同じ轍は踏まないぞ!と決めたものの、やはりお話するきっかけがないと遠慮してしまうのが、私の悪い癖。そこで思いついたのが、「お話しできる場所を作ろう!!」という社員食堂計画です。

皆さんが休憩時間にふらっと寄れる場所を用意すれば、普段なかなか声がかけられないスタッフさん、挨拶程度ですれ違ってるだけの方とももっとコミュニケーションが取れるのではないかと考えました。

②食事が疎かになりがちなサービス業をよくしたい

私は元々飲食店での勤務が長く、昼食は賄いがあることが当たり前でした。ところがEntoも御花も賄いシステムはなく(ロッジはあるのかな?)

Entoも御花も冷凍食品を社員価格で購入できるお得なシステムがありました。忙しいホテル業務の合間を縫ってパパッとお食事出来る、とても画期的なシステムだと思うのですが、栄養面を考えると毎日は厳しいですよね。

ちなみに御花はコロナ以前は社員食堂があり、食堂のおばちゃんが日替わりでランチを作ってくれていたそうで、社員食堂の文化自体は馴染みがあるようでした。

③美味しい地元の食材をお届けしたい

これは海士町にいた時、ムラーズファームで感じたことですが、採れたてのお野菜って本当にびっくりするくらいに美味しいんです。シンプルに焼いただけ、茹でただけ、トマトやきゅうりはそのままかじればおやつになります。新鮮なお野菜は旨味が強く、季節のお野菜はそのタイミングに必要な栄養素を備えています。

御花の柳川研修でお隣みやま市の産直へ連れて行ってもらった時に、種類の多さと安さに感動し、「食堂をやるなら絶対にこの野菜をたくさん使うぞ」と決めていました。


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2、食堂オープンまでにやったこと

①TOUCA担当竹中さんと千月香社長へ相談

食堂をやりたい思いを説明すると、お二人とも即OK!!「いつからやる?」「何作るの??」ととても心待ちにしてくださりました。

②総務へ予算の相談へ

社長から「買い物したレシート持ってきたら精算するよ」と言っていただいたものの、予算を決めなくてはいけません。1人前あたりいくらまで大丈夫かを総務へご相談へ。1食300円以内までということで了承いただきました。

③スケジュール決定と買い出しへ

「なるべく多くの人に利用してほしい」という思いがあったため、予約数が多くスタッフが多く出勤している日曜日に決めて、事前に社用車をお借りして道の駅まで買い出しに行きました。元々の飲食時代の勘で分量は大体予測ができたのでスムーズに買い出しできました。

④キッチンさんのご厚意で厨房をお借りできた

御花にはとーーーっても広い厨房があり、現在は規模が縮小されているためその一部分に未使用のエリアがありました。当日はそちらをお借りして調理させてもらえたので助かりました。広いキッチン、本当に使いやすかったです。


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3、社員食堂をやってみての振り返りと今後の展望

まず、感想としては本当にやってよかったです。理由としては

①私とスタッフさんのコミュニケーションだけでなく、他部署間のスタッフさん同士のコミュニケーションの場にもなった

②スタッフさんのその日の仕事のモチベーションが確実に上がった(「1週間分のパワーチャージできました」と嬉しい感想をくれたスタッフさんも)

③鎌倉へ戻った時にやりたい事が見えてきた


話してみたら、御花のスタッフさんに同世代がたくさんいることがわかり、一気に親近感が湧きました。「以前鎌倉に住んでいたんです!」という方もいて地元トークで盛り上がり、同い年なのに小学生のお子さんがいる方もいてびっくりしたり。

皆さんとの距離感が圧倒的に近くなった感じがあり「食」を通じたコミュニケーションが、自分にとっては良い方法なんだと改めて気づくことができました。もはや「カレーの人」として認識してもらえ、日曜日が固定でお休みの主婦の方たちからは「ぜひ平日にも!」とリクエストをいただきました。

1ターン目御花にいた菅原くんなんかは、(会ったことないけど)持ち前のフットワークの軽さと愛嬌と親近感で、人との距離を縮めるのがうまいタイプだと思います。私は何かきっかけやフックがあった方が距離を縮められるタイプ。自分の強みと弱みを把握して、それぞれに合った方法が見つけられればどっちもいいですよね。

御花の社員食堂で見た美しい風景。みんなが笑顔で、生き生きしていて楽しそう。そんな「場」を鎌倉でも作りたい。そのためにも「上岡食堂」をもっとブラッシュアップしていきたいです。御花のスタッフさんとコラボしたり、地域の人も来ることができる仕組みにしたり。何らかの「食」がある風景は、私にとってとても大切です。美味しいご飯で幸せにならない人はいないし、私も美味しいご飯が大大大好きだから。

やりたいことはたくさんある。残り1ヶ月半の滞在でどこまでできるか。今は全部やりきってやろう!!そんなふうに思ってます。

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