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福岡市役所「DNA運動」の記憶・その173

173)DNA運動・創生「記」(145)
 
私が役所生活での心残りの仕事は「庁舎内でBGMを流すこと」でした。
 
庁舎管理担当の課長をしていた頃、朝夕の始業・終業時間に合わせてBGMを流すことを思い付き、実際に1か月間試行して職員アンケートまで取って好感触を得たのですが、機材の関係、その他の問題をクリアできずに、そのまま別の部署に異動したため実現できませんでした。
 
音楽のある生活は心に安らぎやゆとりをもたらすと思っていますが、全国の自治体に庁舎内でBGMを流しているところはどれくらいあるのでしょうか? ぜひそのような自治体が増えていくことを期待しています。
 
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◆ 音楽のある生活(D局T課 Kさん、平成13(2001)年11月1日掲載)
老人医療削減について、ご意見が出ていますが、私も一つ提案をさせていただければと思います。

私は時々、仲間と一緒に病院や老人保健施設を訪問して歌っています。
始まる前は、車椅子に乗せられ焦点も合わないうつろな目をしているおばあちゃん、おじいちゃんも、童謡や唱歌を歌うと、涙を流して聞いてくれたり、一緒になって歌ってくださいます。そして、美空ひばりさんの「川の流れのように」などを歌うと、ノリノリで大声で歌ってくださいます(さすが!!美空ひばり効果!)

慰問するたびに思うことは、音楽というのはいくつになっても人に必要なものだということです。音楽は、人に安らぎを与えてくれます。

最近、歯医者さんでは通常になってきましたが、待合室ではクラシック音楽が流れています。
そこで、あらゆる所で、音楽を流してみてはいかがでしょうか。
最近では、リラックス効果のある音楽を集めたCDもたくさん売られています。
心を落ち着かせ、ストレスをなくすことで、老若男女の健康が増進されると思います。体の健康は、まずこころの健康からでもあると思いますし。

区役所にいたころ、よく怒鳴り込んでくるお客さんがいました。
そんなとき、ここで心地よいBGMが流れていたら・・・と思ったことが何度もありました。(それは、自分の気持ちを落ち着かせるためでもあります)
何かの本かテレビで、待ち時間にBGMがあるのと無いのとでは、イライラ度合い(待てる長さ)が変わってくると聞いたことがあります

市役所や区役所、市の各施設で、心地よい音楽を流すことはできないでしょうか。 
老人医療問題とはズレた提案かもしれませんが、こころのストレスをなくすことは、色々な病気を予防することにもつながり、健康で長生きすることにつながっていくと思います。

メンタルヘルスの面でご検討いただければ・・・と思います。(長文になってしまいすみません)
 
◆音楽のある生活その3(S局J課 Tさん、平成13(2001)年11月1日掲載)
Kさんの提案に賛成です。
私も、区役所にいたときに全く同じ経験があります。現在の職場のJ課でも同じように思ったことがあります。
また、選挙の際、私が担当している投票所で、カセットデッキを使ってBGMを流すようにしたところ、とても和やかな雰囲気になったことを思い出しました。

市民のみなさんが利用される施設において、快適さを提供していくという視点からも、良いアイディアではないかと思います。
早速、J課でも検討してみようかと思いますが、相談する部署は、庁舎管理係になるのでしょうか。

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