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福岡市役所「DNA運動」の記憶・その157

157)DNA運動・創生「記」(129) 
久しぶりに山崎市長から提案がありました。 

最近、私も「マニュアル化」には関心を持っています。なぜなら、事務改善を進めていくための一丁目一番地として「マニュアル」が必要だと考えるからです。 

人材不足が社会問題となり、行政も例外ではありません。人材を確保するためにも、本当に無駄な仕事は極力なくして必要な業務に集中していかなければなりませんが、そのためにはやはり「マニュアル」が必要ということです。 

ちなみに、文中に出て来る「スミソニアン博物館の逸話」は
「11)いよいよ「DNA運動」誕生へ!① @冬の寒い会議室」をご参照ください。 

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◆マニュアル化について(山崎市長、平成13(2001)年10月4日掲載)
もう善処されたことですが、先日、私の住居の周辺で下水道工事がある旨のお知らせが施工業者からありました。親切で丁寧なものでしたが、残念ながら何故工事をやるのかの説明がありません。出来るだけ詳しい説明がされるべきです。そうすれば、住民からご苦労さんの声もかかるだろうに、と思います。マニュアル化を!

DNA運動の本質は、「自分たちにとって納得のいく、働きがいのある職場をつくる」ということです。

できるとかできないとか、そんな恣意的な次元ではなくて、全体的に誰もが「できる」と言えるためのマニュアル化を図るべきだということです。個々的に例外的に取り扱うことを極力さけるべきだということです。 

私がスミソニアン博物館の対応に感心したのは、Yesという思いがけない答えをいただいたからということだけでなく、博物館の職員であれば、相手が誰であろうと、誰もが同じ答えを行うであろうということです。多分、胸を張ってYes!と。 

スミソニアンに展示されているものは、どれもが貴重なものであり、部外に貸し出すことは、常識的にはNoです。その理由をトラック一杯並べ立てるぐらい簡単なことです。従って、強いコネを使って例外としてとか、特別の好意で目をつぶるといったかたちで許可を得ようとしてきました。

恐らく、組織として、一部の例外を除いて全部貸し出す、そのことがスミソニアンとしての使命であるとの勇気ある決断が下されたのであろうということです。非常に洗練された判断であり、かつ深く検討された結果だと思うのです。 

こういうことを、市の行政全般に取り入れたいと思うのですが、どういう風に表現すればいいのか。私はマニュアル化すべきと言っているのですが、どうもピンと来ない。君達のまわりに、こういうことが転がっているのではないかと思うが。

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