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福岡市役所「DNA運動」の記憶・その158

158)DNA運動・創生「記」(130)
 
前回の山﨑市長の「マニュアル化」の提案に対して、さっそくレスがありました。
 
山﨑市長のおっしゃる「マニュアル化」とは単なる「事務工程表の作成」ではなく、その後ろにもっと深い意味があるのではないか、という内容です。
 
そして、「『できるから始める』仕組みづくり」を通じて、福岡市職員の「共有価値(Shared Value)」について考えていこう!ということのようです。
 
投稿者の「アツい思い」をぜひ感じていただきたいと思います。
 
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◆マニュアル化について(その0)(S局J課 Tさん、平成13(2001)年10月5日掲載)
市長から「マニュアル化について」というご提案がなされました。

「マニュアル化」というと、なにか一律的、硬直的というようなマイナスイメージが伴ってしまうのですが、サービスの標準化あるいは平準化に効果があるのは、マクドナルドの接客業務などの例で、みなさんもご存じのことと思います。

本市においても、「市民に分かりやすく説明する。」ということを軸にしたマニュアルの作成は、本市の説明責任を果たしていくうえで、大変効果があるのではないかと考えます。
ただ、私は、市長がおっしゃっている中に、もう少し深いものを感じました。

私が感じた範囲では、市長は、マニュアルの運用を支える「職員の意識」が「Yesから始まっている」ことが重要であると考えておられ、かつ、全職員が「Yesから」考えていけるようになることを目指した「仕組みづくり」を模索されているように受け取りました。

つまり、DNAの「D」の精神に立脚したご提案のように感じたので、このような観点から、やれることはないかと考えてみました。(ピントはずれでしたら、申し訳ありません。)

まず、第1点ですが、DNA運動は、「職員の意識」の改革を目指した運動であるわけですから、この掲示板で、上記のような「仕組みづくり」を考えていくことは、いかがでしょうか。
 
そして、「仕組みづくり」を考えるに当たっては、まず、全職員が共有できる基本的な理念を明確にしたうえで、その理念の基に考えを進めていくことが大切だと思います。なぜなら、上記のような基本的な理念が明確にならなければ、職員としても「意識」の持ちようがないのではないかと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

先般出版された「自治体DNA革命(日本型組織を超えて)」(この掲示板でも紹介されていますが、)では、改革の対象となる要素を、人体を支える要素にもなぞらえて、7つの「S」という考え方を紹介しており、その第1の「S」として「共有価値(Shared Value)」という要素を挙げています。

「自治体DNA革命」では、共有価値(Shared Value)とは、【人体にたとえれば「魂」にあたります。IBMが「製造業からサービス業に転換する」と決めた決意などがこれに相当します。】と説明されています。(53頁)
 
皆さんは、本市の「共有価値(Shared Value)」は、どのような内容が良いと思われますか。

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