社会学的万有引力について。
物理学に万有引力の法則が存在するように、社会学にも万有引力の法則は存在する、と思う。
社会において「質量の大きい」何かは、強い引力をつくりだし、「質量の小さい」何かをいつも強く引きつけて、取り込もうとする。
この「社会学的万有引力」は、「なまえ」を変えて、せいかつのいたるところに現れる。
「客観性」というなまえで現れたり、
「理論的」というなまえで現れたり、
「正しい」というなまえで現れたり、
「真実」というなまえで現れたり、
「普通」というなまえで現れたり、する。
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貴方はどこまでいっても貴方そのものでしかなくて、ここには貴方の主観しかなくて、世界は主観で構築されている。
主観の集合がつくりあげる、幻想。その引力にとらわれずに、ありたい。
貴方は、その内側の核心にある「貴方らしさ」を掘り出し、発見し続けることだけに、夢中になっていてほしいと、切に。
そうして貴方は、貴方に戻ってゆく。
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