強い後悔

過去の自分の行動を思い返して
「こうしていたらどうだったんだろうか?」
とタラレバで後悔する事が多々ある。
今さら後悔した所で
その瞬間に戻れる訳でもないにも関わらずだ。

自分なりに何故過去を振り返り、後悔するのか
を考えてみた。
すると一つの答えに辿り着いた。
「別の選択をしていたら
こんな人生ではなかったんじゃないか?」
という答えだ。

自分自身で選んで、歩んできた道のりだと言うのにどこかで他人事のように「歩まされた」という
感覚を持っているような気がする。
それは多分自分でも「間違っている選択」ばかりを
踏んでいっている実感があるからこそ
「自分は悪くない!」のバリアを強く張るための
過去の選択への後悔なんだと思う。 

中でも二つの強い後悔を書いてみる。

自分は子供の頃から憧れていた夢があった。
その夢をハッキリと周りに言う事はなかったが、
とある時、同じ夢を持つ友人と出会い
「もし良かったら一緒にやらない?」と誘われた。
内心、飛び上がる程に嬉しい気持ちだった。
ただ何故か煮えきらない気持ちも抱えていた。
「それになったらそこがゴールになるのでは?」
という恐怖だった。まだなってもいないのに。
日に日にその恐怖が膨れ上がり、恐くなり
ある日、正式に誘いを断った。
これは数年も何年も前の話ではあるが
深い後悔を未だに抱えている。
その夢への憧れも未だ蒸発しきっていない。

高校時代に初めての彼女が出来た。
その際にお互い初めて同士な事もあり、
特に自分は彼女を傷つけたくない想いが強く
そういう行為で彼女を傷つけてしまったら…
という恐怖から2年程の交際期間中
何もなく終えた事への深い後悔。
正直めちゃくちゃ好きだったし、ヤリたかった。
ただ当時の自分は凄く恐怖があった。
別れる際に彼女から言われた
「周りの子達は皆、していた」の言葉は
「お前は意気地無しだ」というとんでもなく
重いレッテルを貼られたようでその子以降彼女が
出来ず、未だに夢に時々出てきてはその度に
色んな事を思い出し、苦しんでいる。

自分には決定的に
「一歩踏み出す力」と「覚悟」が足りない。
今もなお現在進行形で悩んでいる。
この二点を兼ね備えている人はどんな人でも
非常に眩しく映る。
自分にとって、この先の長い人生は
「一歩踏み出す力」と「覚悟」を
蓄えにいくための修羅の道なのかもしれない。










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