成熟し続けるナインティナインのオールナイトニッポン

人に何かを「勧める」行為は想像以上に難しい。
かくいう自分も人に勧められて、すんなりと
乗っかった事はほぼないので
そういうものと理解した上で話します。

そんな中で勧めたいのが
「ナインティナインのオールナイトニッポン」だ。

過去のnote記事でも何度となく書き連ねてきた
ナインティナインのオールナイトニッポンだが
その成熟さは第二期スタートから一年半を数えて
より濃いものとなってきている。

岡村さんソロ時代から聴き始めて
今のナイナイANN第二期も聴いているが
正直、二人はトークが上手だとは思わない。
ただ二人とも引っ掛かる部分が他の人とは独特で「そこを突っつくんだ!」って楽しさがある。
突っついた事を何倍、何十倍を広げる上手さは
どのラジオパーソナリティーよりも優れていると僕自身かねてからずっと思っている。
そして二人が絶妙に浮世離れしている所があり
それがまたトークに良い副作用をもたらすのだ。
喋りが決して上手くない代わりに二人の持つ特色が番組に素晴らしいスパイラルを生んでいる。

そんなトークから派生して生まれるネタコーナーも多くある。
自分もナイナイANNに投稿しているハガキ職人の一人であるが、この番組のハガキ職人は面白い。
そう胸を張って言える。
前週放送のトークや世間で起きた事を反映した
ネタハガキのクオリティは言わずもがな高い。
そしてそれをさらに読み手で面白くしてくれる
ナイナイ二人。
本当にありがたい限りです。

8月19日先週の放送で雨上がり決死隊の解散を
受けて、「ナインティナイン解散」についての
話題が上がった。岡村さんは元来心配性な人なので「解散考えたりせえへんよな?」と
心配していたが、矢部さんはキッパリと
俺から解散しようって言う事は絶対ない」と
言いきった。
岡村「俺もないよ!
矢部「だからなんで確認するん?
俺考えた事ないから一生(確認するの)やめて
という一連のやりとりがあった。
その後、アクリル越しのハイタッチもしていた。
とんだイチャイチャ仲良しコンビラジオだ。

この一連のやりとりだけ聴いていると印象通りの
ナインティナインだなと思うのだが
第一期ナイナイANNを聴いていない人間なので
当時聴かれていた方が言うには第一期の晩年は
二人の雰囲気が正直良くなかったという。
テレビで見るナインティナインのイメージでは
仲の良い二人だったのでその事実に僕は驚いた。

岡村さん失言騒動で矢部さんが6年ぶりにラジオに
再び舞い戻ってきた事で一度離れてしまっていた二人の心が一枚岩のようにガッチリと繋ぎ合わされる過程を今のラジオでは聴かせて頂いている。
僕自身の勝手な推測になるが
ナインティナインのオールナイトニッポンの
終了へのカウントダウンは刻々と近づいていると
思っている。
木曜1部はナイナイだ!」「ずっとやっててくれ
という気持ちはめちゃくちゃ強い。
だけど、いつか番組が終わるかもしれないと覚悟を持っておかないとその瞬間が来た時に自分を
保てなくなりそうというのもあるんだろう。

一枚岩となって更なる強みを得ていく
ナインティナインの様子を聴けるのは今だけだ。番組が終了してしまってから
聴いておけば良かったと後悔するんだったら
聴いてみてから後悔するのが良いと思う。
だから今、聴いている人は継続して
一度も聴いた事ない人、前まで聴いていたけど
聴くのをやめてしまった人には是非とも
ナインティナインのオールナイトニッポン」を
聴く事をオススメするのだ




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