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【金魚・出雲なんきんのいる暮らし】絶対に必要なモノ 05

水槽0102濾過器ろ材ときたら、次はエアポンプです。

エアポンプ

水槽に空気を供給するためのポンプです。

ひとつの水槽にたくさんの尾数を飼育したり、特に夏場の高水温時に飼育水の中の酸素溶解度が低くなったり。いずれにせよ、アスリートではない限り、酸素の薄い息苦しい環境には人だって耐えられないのと、全く同じです。

水量に合ったモノを選んで、優しい水流に

エアポンプ本体については、空気量が調整できるとか、静音のための筐体デザインがなされているなど、機能的な部分での差異はもちろんありますが、本質的には空気を水槽に送り込むためのモノなので、あまり説明するまでもありませんね。

いろいろなメーカーから数多くの種類のエアポンプが販売されているので、自分の水槽の水量に応じた製品を選べばOKです。

静音タイプのエアポンプ

ただ、出雲なんきんは泳ぎがあまり得意じゃない体型をしています。強い水流は苦手なので、優しい水流にしてあげるために水量を調整できる機能を持ったモノか、そうでない場合は水流調整ができるコックのついたジョイントを付けてあげたいところです。

水流調整コック付きのジョイント。右はエアを2分岐できるタイプ

水が逆流して故障しないように

エアポンプを使い始める前に、以下の点には注意しましょう。

  • エアポンプ本体は、水面より高い場所に設置する

  • その場合でも、エアポンプに繋ぐエアチューブの途中に、逆流防止栓を付けておく

エアポンプ本体を水面より低い場所に設置すると、不意の停電の時に水が逆流してエアポンプ本体に入り込み、故障したり漏電したりしてしまいます。だから、必ず水面より高い位置に設置してください。

また、万が一のエアポンプの転落や停電の時のため、エアチューブの途中には、逆流防止栓を付けておくこともお忘れなく。

空気が流れる順番にしたがって、エアポンプから水槽内までの構造をまとめると、

エアポンプ本体 ※水面より高い位置に設置

エアチューブ

水流調整コック付きジョイントエアチューブ) ※水流調整機能のないエアポンプの場合

逆流防止栓

エアチューブ

エアストーン(や、投げ込み式濾過器、底面フィルター式濾過器など)

という接続になります。
ちょっと大袈裟に見えますが、「なぜ?」を知っていれば、実にシンプルな話ですし、簡単な構造ですね。

エアチューブ
逆流防止栓

ちなみに、とっと堂主人は、睡蓮鉢・トロ舟+投げ込み式濾過器の組み合わせで飼育環境を整えているため、エアポンプがないとそもそも投げ込み式濾過器は動かないので、エアポンプは必須アイテムです。

殺虫剤を散布…ダメです!

そして、そして、そして!

エアポンプの使用にあたっては、絶対に守らなきゃいけない、とても重要なことがあります。

(ホントは飼育編で触れるべきかもですが)、エアポンプを使用している部屋では、蚊やハエ、ゴキブリなどの殺虫剤は使用しないようにしてください!
実際には、害の多寡は殺虫剤の成分にもよりますが、細かいことはここでは触れません、とにかく殺虫剤は使わない、とシンプルに覚えておきましょう。

エアポンプは、水槽を置いている部屋の空気を水槽の中に送り込んでいるわけなんで、部屋に殺虫剤を撒き散らすと、殺虫成分を出雲なんきんたちに供給することになってしまいます。
その結果は…言わずもがな、出雲なんきんたちは★になってしまうのです。

これは飼育する人だけではなく一緒に暮らす人全員も守らないといけないことなんで、どうか、くれぐれも。

ありがとうございました。
とっと堂主人

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