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はじめてライブに行く

はじめてライブハウスに来ました。

コンサートホールや◯◯アリーナ
といった体育館とは違って、
繁華街のビルの中です。

『チケットをお持ちの方は、開場していますので、お進み下さ〜い!』
と、係の人が呼び込んでいます。

ヒトの流れに合わせて階段を登っていきます。

エレベーターとか無いのかな?
と、
ライブハウスに若い頃良く行っていたという家族に聞くと、

『ライブハウスに階段はつきもの』
という事でした。

熱狂的なファンは、
良い場所を確保する為に
呼び出し番号の若いチケットを取り、
早くに来て並ぶのだそうです。

その為には、ヒトが行列を作る階段が必要
という事の様です。

なるほど。

進んでいくと、
電子チケットを確認するところがありました。

電子チケットは体験済みです。
が、今回は少し違いました。

係の人が画面をスワイプすると
「使用済み」
という表示に変わりました。

紙のチケットを
『もぎる』と言ったそうですが、
正しくその動きみたいです。

電子チケットの仕組みも色々ある様です。

そして一番知りたかったコーナーへ。

『ワンドリンク別』
という書き方をされていて、
どういう事なのかな?
と思っていました。

「600円で〜す!」
と言われ、お金を支払い
『DRINK TICKET』
と書かれた小さな札を貰いました。

「交通系ICでも大丈夫で〜す!」

どこでもキャッシュレス決済できて
便利な世の中になったものです。

5階ほどクネクネと階段を登り
最上階に来ました。

ここで音楽演奏するのか、、。

ヒトが大勢埋まっていて、
前が見えないです。

会場横にバーカウンターの様なところがあり
そこで飲み物を交換する流れでした。

始まる前にお酒飲むのもなんだなぁ
と、思いながら、
ペットボトル飲料だと損な気がして
ハイボールを貰って飲みました。

なるほど。
ライブハウスの収益に繋がるのね。
興行するライブが全て「満員御礼」って
訳でも無いでしょうし、
そういった「夢を見る場所」を維持するには
必要な事なのでしょう。

突然暗くなり
パッとライトが点くと、
音楽が鳴り響き
周りの若者達が声を上げて
盛り上がり始めました。

スタートの合図の様です。


いつも聞いている
同じ音源とは違って、
歌い方の抑揚が違ったり、

『ここ!一緒に歌える?!』
とか言われて
みんなで歌ったり、

客と会話したり、

こういう場所で音楽聴くのも
良いものだなぁ
と思いました。

若者達に混じって
はしゃぐ事はできませんでしたが
とても面白かったです。


そうそう、はじめてのワンマンライブ
だったそうで、
これまでは複数のバンドで共同興行していたんだそうです。

ワンマンライブという事は、
全員このバンドの歌を聴きに来た
という事。

『心配してたけど、ここに700人います!』
って言ってました。

コロナ禍の3年、
ギュウギュウにファンを入れる事も出来ず、
一緒に声を上げる事も出来なかったので
歌い手も本当に嬉しかったそうです。

少し普通の生活に戻ってきて、
なんか良かったなぁ
という気がしました。


演奏が終了し、
皆が出口に向かう時、
ふと家族が言いました。

『終わってからドリンク飲むってヒトもいるみたいだね。』

ごちゃごちゃしてて、
その中で飲み物貰いに行くの
なんか嫌だけど、
そっちの方が良かったかなぁ。
と、また一つ勉強になりました。


はじめてやった事:ライブハウスに行く、ワンドリンクの意味を知る

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