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【VALORANT】平均バトルスコア(ACS)以外の大事な指標

最近話題のKAST%

ZETA vs GES戦 Map2 Ascentでのcrow選手のスタッツが話題になりました。(下記画像)
ACSだけを見ると普通ですが、注目するべきはKAST%です。
この92.3%というのがどれだけスゴイのか解説していきます

KASTとは

KASTとは、Kill(キル)Assist(アシスト)Survive(生存)Trade(トレード)の頭文字をとったものです。勝利したラウンドで、どれか一つでも行えていたらKAST成功です。つまり、貢献したラウンドの数をKASTといいます。そして、ラウンド数で割ったものをKAST率といいます。
先ほどのcrow選手の92.3%というのは、26ラウンド中24ラウンドに何かしら貢献しています。いやーすごいですね。「無駄死に」がほとんどないってことですね。
もちろんACSも大事ですが、ACSが高くてもラウンド勝利につながらなければ意味がありません。

以下は私の試合の戦績です。
TRSというのはこのサイトが評価してくれるスコアです。500超えたら並み程度、700超えたらスゴイ、900超えたらキャリーと思っていてください。
そして注目すべきはサイファーです。ACSは高くないものの、KASTは91%もあります。なのでこのサイトの評価TRSもとても高いです。
一方、フェイドとジェットに注目してみると、KASTがそこまで高くありません。なのでTRSも低くなっています。3ラウンドに1回は単独デスや無駄死にをしていることになります。

基準としては、70%以上が並,80%以上がスゴイ,90%以上がヤバイです。

このように、ACSが高くてもあまり活躍していない例が多々あります

KAST以外の指標

ACS、KAST以外にも有用な指標があります。それを紹介していこうと思います。

・DDΔ/Round

DDΔとは、Damage(ダメージ)Deal(取引)Delta(差)の頭文字をとったものです。簡単に言い換えると、(与えたダメージ) - (受けたダメージ) = DDΔとなります。それをラウンドで割ったものがDDΔ/Roundです。

これは一体なにが推し量れるのか?といいますと、例えば、残りHPが40程度の敵を2体倒して、そのあと死んでしまったとします。この場合、与えたダメージが80なのに対し、受けたダメージが150。差し引いてDDΔは-70となってしまいます。
もう一例をあげますと、フルHPの敵を倒してそのあと70ダメージを受けて生き残ったとします。この場合、与えたダメージが150に対し、受けたダメージが70。差し引いてDDΔは80となります。

つまり、DDΔというのは、いかに死なずに敵との撃ちあいに勝っているかがわかります。
以下は私の試合の戦績です。

基準としては、0以上が並,10以上がスゴイ,20以上がヤバイです。


キルジョイとオーメンを比較してみると、KAST%は同じ、ACSもほとんど同じという状態です。しかし、TRSはオーメンのほうがかなり高いです。
これは何故か?といいますと、DDΔが関わっています。
キルジョイは、K/Dが1以上あるのにDDΔがマイナスになっています。これは、HPの低い敵と多く戦ってキルを取っているから、と推測できます。
オーメンは、K/Dはキルジョイより劣るものの、DDΔは+24もあります。これは、HP高い敵を倒したり、アシストダメージを多くしていることが推測されます。
このように、DDΔはK/Dだけでは分からないダメージトレードの部分が明確に分かります

最後に

以上がACS以外の指標2選でした。
なお、KAST%やDDΔがわかるおすすめのサイトは、「Valorant Tracker」です。このサイトは、Riot公認の統計サイトなので安心して使うことができます。

有名プレイヤーのスタッツも見えるよ


最近、ACSが低くて悔やんでいたり、ACSが高くても試合負けるような人たちがいたら是非参考にしてください。実は影のキャリーになっていたり、実はそんなに貢献していなかったりしているかもしれませんよ。


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