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父の余命宣告の日を過ぎたときの娘のキモチ

「持って1〜2ヶ月です」の
2ヶ月目を過ぎた。

父、生きてます。




先日、実家に帰るなり母が窓から
「ちょっと来て!めっちゃ面白いねん!」と
ケラケラ笑いながら呼んでいた。

どうも父の髭を剃っていたようで、
髭を拭き取る白いタオルが口の上に乗っていて。

「見て!白いヒゲ生えたみたいやろ!」
と大笑いしていた。




全然面白くないやん。

母は父と二人で過ごす間に
笑いの沸点が低くなってしまったのか。

ギャグセンス、
赤白帽を赤と白半分にして
「ウルトラマンみたいやろ!」
と言うのと同じレベルやないか。






なんて、うそうそ。分かってます。
明るくやってますよって、
そう伝えてくれたんだよな。母。
無意識にな。
母は、そういう人です。



ということで父の余命宣告の日が過ぎたのち、
今度はずっとそばにいてくれている母が
心配になってきた娘です。



我が母、
「気丈に振る舞う」の権化のような人間なので。
「気を遣いすぎる」の代表選手なので。

代表選手のサポートにも徹さないとなと
そう思ったのでした。


写真は父とのツーショット。

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