見出し画像

伝統的な行事に、記念日も巻き上がる

2月3日の記念日【節分】
春分の前日に当たる2月3日は、季節の終わりを告げる節分です。今日の節分に合わせて記念日も沢山で【海苔巻きの日・大豆の日・鬼避け鬼饅頭の日・巻きずしの日・ササミ巻きガムの日】などなど。特に目を引いたのは、「巻き物」の記念日がいくつかあったことです。

2月3日の節分に豆をまき、鬼は外・福は内とゲン担ぎを行い、厄払いや健康を祈る風習は昔から全国的に伝統的な慣習だったように感じますが、恵方巻は一気に普及したものの、全国的な広がりを見せたのはここ2・30年ほどのもので、それまでは関西のごく一部の地域での福を招く習慣でした。大手コンビニチェーン店さんが、ある店舗で2月3日に異様に高い太巻きの販売があったことに気付き、そこから商機と打って出たのをきっかけに、全国的なものになっていったとか。近年では、食品ロス問題でも注目を浴びるようになってきたわけですが、昔学生の頃コンビニエンスストアでアルバイトをしていた時には、この日だけピンポイントでお弁当の棚が太巻きに占拠されるなんて言う光景を目の当たりにして、苦笑いをしたことを思い出します。

そんな巻き物の日としても定着している感のある節分ですが、字のごとく年に4回あります。ことさら今日の節分だけがありがたがられるのは、冬の終わりが一年の終わりを告げることと同義だったためだったからのようです。明日からは新しい一年を迎えるという感覚は非常に大事な節目だと感じます。

今日は気付けば一日篭ってしまっていた節分の日。遅くなったけど今から恵方巻を手に入れてきて、南南東を向いて食べようかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?