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見える人にも見えない人にも大事なものです。

3月18日の記念日【点字ブロックの日】
岡山県視覚障害者協会さんにより2010年に制定された記念日。由来は、1976年3月18日に、世界で初めて岡山市中区の原尾島交差点に、点字ブロックが敷説されたことからきています。

バリアフリーについて子ども達と学習するときに、身近にあるバリアフリーの設備を問いかけると、2番目までには必ず出てくるのが点字ブロックです。子ども達の通学路や、生活圏内でも、必ず見たことがあると、多くの人が目にしている点字ブロックですが、時にはその上に自転車がずらりと駐輪してある風景なども、残念ながら日常の中でよくみられる光景です。

点字ブロックはその凹凸で、視覚障害のある方が杖で行くべき場所止まるべき場所が分かりやすいように敷かれていますが、視覚障害のない人間にとっても、同じように道標として役に立っています。それは、電車を待つ駅のホームで「黄色い線の内側にお下がりください」の黄色い線が点字ブロックであると言う事。電車を利用する全ての人にとって、安全を示すものになっていて、利用客全員の命を守るために大切な役割を持っていると思います。

通勤で利用する駅では、幾度か白杖の方と会ったことがありますが、一度、点字ブロックに沿って進んでいらっしゃっるけど、どこか悩んでいるそんな様子に出会いました。
「どうかされましたか?」

と尋ねると、何番目の止まれのタイルかわからなくなって、自分がいきたいホームの登り口に来れているかが不安だと言う事でした。いきたいホームの番号を聞いて、階段口の上まで案内できて、無事に目的のホームにお連れできたのですが、その時、点字ブロックだけがあっても、十分ではないんだと考えさせられました。

療養中の生活では、なかなか生活範囲は広がらないけど、点字ブロックの日、少し意識して、身近にある点字ブロックに注目してみたいと思います。

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