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独特な風味は、いつも懐かしさを運んでくれます

4月23日の記念日【シジミの日】

島根県松江市にある有限会社「日本シジミ研究所」さんによって制定された記念日。日付の由来は
「シ(4)ジ(2)ミ(3)」と読む語呂合わせからです。食品として優れ、水質浄化にも役立つ「シジミ」の有用性をアピールすることを目的としています。日本シジミ研究所さんが管理運営を行っているシジミ展示館は、宍道湖しじみ館内にあり、日本で唯一のシジミの展示館だそうです。

子供の頃の食卓では、実は結構なレア食材だった印象のシジミ。お味噌汁のタネとしても、アサリに比べたら圧倒的に出てきた回数は少なかったですが、あの小さな貝の粒を口に運ぶ楽しさは、カニをほじくり出して食べる楽しさに近い感覚でした。

またその出汁も、独特でかつ実に美味しく、その上品で澄んだ旨みは、ホッとした多幸感を口いっぱいに染み渡らせてくれます。

レア感強めで、むちゃくちゃ美味い。そんな記憶が残っていたせいか、大人になってカップ味噌汁や、インスタント味噌汁を選ぶ際は、必ずシジミに手が伸びます。肝臓などにも良い成分があるということで、健康食材としての認知が広まってくれたおかげで、あの味を手軽に食べれるのは、本当に幸運なことです。

汽水湖という自然が作ってくれた贈り物のような貴重な環境で生み出されるシジミに、感謝の気持ちを抱きながら、今日はまたシジミのお味噌汁をいただきたいと思います。

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