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いつかは歴史の中の出来事となるとしても

8月15日の記念日【終戦記念日】
1945年の8月15日正午、前日に政府がポツダム宣言の受諾を受け、昭和天皇による玉音放送によって、日本が無条件降伏をしたことが国民に伝えられ、第二次世界大戦が終結した日となった。

日本が最後に経験した戦争から77年、当たり前のことだが、終戦の年に生まれた子は、もう77歳になる。

戦争が、一年、一年と昔になっていくにつれて、人々の中にその恐ろしさ、悲惨さ、理不尽さなども、

一緒に昔のこととして薄れていく。僕ら現代の人間が、

「あの時起こった関ケ原の戦いは本当にひどくて…。」

とか、「日露戦争の時にはそれもうたくさんの兵士が旅順で沢山命を散らして…。」

という話を、全く今の現実とはかけ離れた物語になってしまっているように。

歴史という時間の記憶装置にしまわれて、いずれそれは遠い昔の、

今の自分達とのつながりが想像できなくなる出来事になったとしても、

今の平和な時間が、当たり前の日常が、実はかけがえのない価値のあるものだと言う事を、

忘れないように。見失わないように。

あの戦争を歴史の中にしまいこむには、まだ時間は早すぎるから。

二度と同じ過ちを繰り返さないようにできることを、心がけられることを、

大切にしていこう。そう思いながら、祈りを捧げます。

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