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どの暦にも、生み出した先人の知恵が詰まっています

12月3日の記念日【カレンダーの日】
全国団扇扇子カレンダー協議会さんと全国カレンダー出版協同組合連合会さんによって1988年に制定されました。日本では、1872年の太陽暦採用の布告に伴い、明治5年の12月3日(旧暦)が、明治6年の1月1日になりました。それまで使われていた太陰暦から太陽暦への改暦によって、当時日本が目標にしていた欧米の諸外国と外交上の足並みをそろえられることになりました。由来はその日を記念しての今回の記念日制定のようです。

日本人が太陽暦と共に生活をしだしてから、まだわずか170年ほどなのだと思うと驚きですが、それ以前の暮らしにあった暦を、体験してみたいなという思いもまた好奇心として湧いてきます。

暦について思うとき、いつもすごいなと感心してしまうのは、初めに暦を作った人のことです。おそらく1年を観察し、記録し、ここで地球の公転が一周していると言う事実を見つけて、それを暦として記す。観測器などがない時代にどうやってこうした事実にたどり着いたのか。おそらくは昔の先人は私たちよりずっと知能が高く、好奇心が高く、そして学習する能力が高かったのではないか。そう思うと感心などという思いもおこがましいほどに敬意を抱いてしまいます。

それぞれの文化圏において、様々な暦が、現在も使われていますが、そのどれも先人の知恵が詰まった、後世に残してくれた知の遺産だなと感じます。


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